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作者: 大秋
掲載日:2026/04/24

 あまりにも遠くを見過ぎて、近くの感触から離れてゆく。


 草の匂いは覚えているか。土の感触はその手に残っているか。風が運ぶ花の香りは。親に叱られた思い出は。


 スマートフォンを見て、下を向いた視線の先にあるのは、己を支えている大地ではなく、自重から最も遠く、離れた景色。


 人の命や魂の形。

 それらを象る多くの要素。


 大切なものが抜け落ちてゆく焦燥感。


 若い時も、歳を取っても、悩みは変わらないものなのだなと、春が来る度に感じてしまう。

 それは、置き忘れていた己の若さが、ほんの少しの間だけ、今と重なるからかもしれない。

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