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世界征服よりも世界運営のほうが大変だとは思わなかった  作者: ももらら
第3章 悪の組織、ホワイト企業になる

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不安を理解する

活発な意見交換。ネメシスが活性化します。

 桐生が資料を広げる。


「現在、各地で“ネメシス政権不信デモ”が発生しています」


 スクリーンに映る映像。


“ヒーローを返せ”

“怪人は出ていけ”


 マグマリオンが拳を握りしめる。


「鎮圧するか?」


 即座にクロノ。


「しません」


 桐生が頷く。


「強制排除は短期的には効果的ですが、世論が悪化します」


 アシュレイが静かに口を挟む。


「ですが放置も危険です。不安は増幅します」


 視線がクロノへ向く。


 クロノは言う。


「広報を打ちます」


 水城が小さく顔を上げる。

 元・ヒーロー後援会スタッフ。


「どのような?」


「恐怖を否定するのではなく、不安を理解する姿勢を示します」


 水城はじっと見つめる。


(この言葉は本物か?)


 次々ホワイトボードに書かれる言葉。


・恐怖を煽らない

・成果を可視化

・怪人の“役割”を見せる


 クロノが言う。


「まずはインフラ復旧の映像公開」


 高瀬が補足。


「数字も出しましょう。復旧率、停電時間の減少」


 水城が口を開く。


「ヒーロー時代は“希望の物語”でした」


 全員が彼を見る。


「今は“安心のデータ”が必要です」


 クロノは頷く。


「良い視点です」


 アシュレイが静かに追加する。


「ただし、数字は常に検証可能な形で。虚偽は一瞬で崩壊します」


 水城が一瞬だけ彼を見る。


(この人、危ない)


 笑っているが、温度がない。

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