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世界征服よりも世界運営のほうが大変だとは思わなかった  作者: ももらら
第3章 悪の組織、ホワイト企業になる

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初めての会議

怪人と人間が集う会議が初開催です。

 面接終了後、玉座の間。クロノは静かに呟く。


「戦うよりも、人を採る方が怖いものだな」


 ヒーローは敵だった。


 だが人間は、味方にも敵にもなる。


 そして、最も厄介なのは――


 味方の顔をした野心。


 クロノは目を閉じる。


「歓迎しますよ、全員」


 翌日ーー。

 ネメシス連合本部・中央会議室。


 長机の左右に、怪人と人間が並ぶ。


 溶岩。氷。触手。翼。

 その隣にスーツ姿の人間が3名。


 異様である。


 ホワイトボードにはこうある。


【第1回世界運営合同会議】

 出席:怪人幹部、人間職員、首領


 クロノは席につき、静かに宣言する。


「本日より、混成体制での運営を開始します」


 まず口を開いたのは高瀬。


「一点、物理的な問題から」


 マグマリオンの隣の席に座っている。


「室温が48度です」


 マグマリオンが少し申し訳なさそうに言う。


「通常だが……」


「人間には耐え難い温度です」


 クロノがすぐに指示する。


「冷却フィールドを展開」


 氷牙公爵が無言で温度を下げる。


 霜が机に広がる。


 震えながら桐生が手を挙げる。


「今度は0度です」


 氷牙公爵が少しムッとする。


 クロノは淡々と。


「22度を維持してください」


 怪人2名が微妙な顔をする。


 高瀬がホワイトボードに書きこむ。


“室温調整は今後の最優先課題”


 会議室にわずかな笑いが生まれる。


 ぎこちないが、悪くない空気だ。


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