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悪の組織、面接をする2
2人目は元・弁護士です。
次に入ってきたのは、40代前半の男性。
細身。鋭い目。
「元・国際法務弁護士、桐生仁と申します」
クロノが問う。
「志望動機を」
桐生は即答。
「御組織は現在、訴訟リスクの塊です」
カリグラがうなずく。
「世界各地で違法占拠、資産凍結、破壊行為」
「過去の話です」
クロノが静かに言う。
桐生は頷く。
「ええ。だからこそ、今がチャンスです」
「チャンス?」
「勝者が法を作れるとはかぎらない。ですが、法を整えられるのは勝者だけです」
アシュレイが興味深そうに見る。
「あなたは、悪の組織を正当化する気ですか?」
桐生は首を横に振る。
「合法化です」
空気がわずかに震える。
「恐怖政治は長続きしません。法治国家化すれば、御組織は100年持つ」
クロノの目がわずかに輝く。
(欲しかった人材だ)
マグマリオンがぼそり。
「100年も働くのか……」
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