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世界征服よりも世界運営のほうが大変だとは思わなかった  作者: ももらら
第2章 内部での戦い

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労働条件の提示

労働条件、提示されました。

 資料を開きながらクロノが発言する。


「労働組合からの要求書、拝見しました」


・労働時間の上限明確化

・戦闘手当の存続

・怪人としての尊厳維持


「まず労働時間。週40時間制を導入します」


「交代制。残業は事前承認制。深夜労働は割増賃金」


 マグマリオンが目を見開く。


「割増とは?」


「溶岩は夜間稼働が多いので特例手当を設けます」


 怪人たちがざわつく。


 かまわずクロノは続ける。


「福利厚生について」


 スクリーンに映る。


・怪人専用医療機関の拡充

・再生能力のない怪人への保険制度

・家族手当

・戦闘後PTSDカウンセリング


 氷牙公爵が小さく呟く。


「……カウンセリング?」


「はい。戦争は終わりました。体の傷はいずれ癒えるでしょう。しかし心の後遺症は残ります」


 会議室が静まり返る。


 クロノはさらに続ける。


「ハラスメント対策」


 大きくざわめく怪人たち。


「怪人間のパワーハラスメント。旧上司による圧力。種族差別的発言」


 さらにクロノが続ける。


「これには毒系怪人へ対して“うっかり触るな”という発言も含みます」


 ヴェノミアがじっと見る。


「相談窓口を設置します。通報は匿名可能。報復は禁止。違反者は降格」


 マグマリオンが思わず言う。


「降格……?」


「はい。どれほど武功があっても」


 一瞬、会議室が凍る。


 アシュレイがゆっくり拍手した。


「なるほど。“戦功より秩序”ですか」


「今はそうです」

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