59.終わり
この章は終わりです
―あはは、いいね―
愉しげな声が空気を震わす
―最終決戦だ―
眼下には巨大な龍と小さな龍
どちらもこちらには気づいていないようだ
―でも……―
声の主は、言葉を切る
―つまんないな―
―……どうするかなー―
悩む、物語はクライマックス最初から読み直すのはめんどくさい……なら、どうするのか
―やり直すかな―
―
――
―――
――――
ルナス視点
「うーん……やっぱり、あれこれ干渉したのは失敗だったかな」
漆黒の宇宙空間。
その真ん中で、ルナスは眼下に広がるひとつの世界を見下ろしながら、ひとりごとのように呟いた。
「正直、疲れただけだったしね。……まあ、それでも楽しくはあったけど」
これまでの出来事を思い返すと、口元に自然と笑みが浮かぶ。
「滞在期間はこれまでの世界に比べれば、本当に短かったんだけどね」
星々が静かに瞬く中、ルナスは腕を組み、次に向かう世界について考え始める。
「さて……次はどうしようかな?」
今回の“失敗”を踏まえるなら、次の世界では干渉せず、用意された物語をただ“観測するだけ”に徹するべきだろう。
だが、それはあまりに退屈だ。
ありきたりの物語を見続けているだけでは、どうしても壊してしまいたくなる。
龍という強靭な種へと変わった今でも、本質は人間。
そして、忍耐力は皆無に等しい。
そんなルナスにとって、「観測だけ」という選択肢は致命的だった。
「……今回は現代日本の魔法少女物だったし、次はファンタジー物……かな?」
ぽつりと呟いた後、苦笑する。
「ファンタジーねぇ。どうせ王道の魔王討伐あたりでしょ? 王道すぎて逆につまらなさそう」
また一つ悩みが増える。
いかがでしたか?楽しんでもらえたのなら幸いです。
見にくい、ここの文章がおかしい、面白くない、などありましたら教えて頂きたいです




