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5月26日

やばい!日記のストックがなくなった!


どうしようどうしよう…。何かネタを探さねば!


と苦悩してるところに「嫌いになった」と班長の声。その普段よりもボリュームの大きな声。さては、僕に聞かせようとしてますね?


僕が?班長に?嫌われた?

なんてことだ!嫌われちまった!絶望だ!


というのは嘘です。正直、嫌われようとどうでもいいです。ありがとう班長。日記のネタができました。


しかしだ。朝からの班長の素振りを振り返ってみると、どうも班長が僕のことを嫌ったという感じではなさそうだ。(というか、とっくに嫌ってるだろ)いったい、誰が僕のことを?と考えていると、不意に後ろから声をかけられた。


「▽※/☆■?ωΦ&%」


正直、何を話しかけられたのか覚えていない。覚えているのは、僕の「はい」という返事が上ずってしまったことだけ。もしかしたら動揺していたのかもしれない。恥ずかしい。


僕に話しかけてきたのは副班長だった。彼には嫌われる心当たりが腐るほどある。というか、僕は彼にブチギれたことがある。嫌われたとしてもさもありなんだ。


しかし、あれって僕が悪いか?悪いのか?悩むこと三分。


結論:どう考えても僕は悪くない。


あの時、僕が問い詰めた時、彼は思わず口を滑らせた。

『そのほうが彼の成長につながると思って…』


あー、はい、なるほどね。勘のいい僕は察してしまった。


実は僕の職場には摩訶不思議なシステムがある。その名も「仲間のありがたみをあいつに思い知らせろシステム」(僕命名)


なんか知らんけど、集団で僕を負かしたいらしい。「数の力には勝てないんだよ!」ってやりたかったらしい。

僕の相手は僕の後輩君。後輩君には先輩からのフルサポート。僕には最低限のサポート+極力、僕に仕事の練習をさせない、という嫌がらせ。ぶっちゃけこれで僕が勝ったらおかしいだろ、というスーパーハンデキャップマッチである。

というか、自分で書いてて思ったけど、こんなことやっといて今まで僕のこと嫌ってなかったってこと?嫌ってもないのにこんなゴミみたいなことやったってこと?イカレテマスネ。。。


そもそもさ。僕が仲間を大切にしないって一体、どこをどう見たらそう思えるんだろ?意味わからん完全なる言いがかりだ。


というわけで、僕が彼にブチギれるのは至極当然だし、今更嫌うも何も昔からだろ。しょうもない。



もしかしたら彼の中で納得がいかないのは「割と優しくしてたのに、なんで俺にだけキレてくるんだよ!」ってことかもしれない。


これの答えは簡単で「あなたは殺すリストに入ってないから」。

殺すリストのメンバーなんか怒る価値もないじゃん。好きにやらせておけばいい。どうせ最終的には殺すんだから。という思考です。

というか、殺すリストの人たちはなんで「もう殺されることはない」みたいな雰囲気でいるんだろう?宣言したら次の日には殺さないとダメなのかな?常識的に考えて、そんな頭の悪いことするわけないじゃん。って思うんだけど、もしかしたらあの人たちは「殺す」って言ったら即座に殺す人たちなのかもしれない。キチ〇イだな。くわばらくわばら。

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