5月25日
僕は基本的に誰に対しても敬語を使う。なぜかというと、相手によって口調を使い分けるのが面倒くさいからだ。目上に対しても目下に対しても同じ口調で話したい。だが、目上に対してはやはり敬語を使わねばならない。よって当然の帰結として、目下に対しても敬語を使うことになる。
しかしだ。以前、どういうわけだか僕が他人に対して敬語を使わないという評判が立ったことがあった。
僕の声が小さいから?マスクをしていたから?途中で話が遮られたから?
理由はいろいろと考えられるのだが、周囲はそうは認識しなかったようだ。彼らは示し合わせて、僕が敬語を使わなかったと感じた時、タメ語を使ってくるようになった(たぶん)。上の事情を踏まえれば、ぶっちゃけただの言いがかりなのだが。正直、いちいち人見てタメ語と敬語切り替えてられるか、という感じである。しょうもない。
そんな時、僕は「めんどくさいから放っておこう」というスタンスでいた。
もしかしたらごくごくまれに敬語を使ってない時があったのかもしれない。しかし総合的に見て僕が常に敬語なのは分かるはず。別にどうこうする必要もない。普通にしておけばいいや。と、そういうことである。
しかしだ。
そういうわけで、僕が普通に敬語でしゃべると、彼らは「分からせてやった」とばかりに満足げな表情になった。それがムムム?である。
「俺がタメ語を使ったから、こいつはビビッて敬語を使うようになった!」ということなのだろうか?
僕は常に敬語なので、まったくもって意味不明なのだけど、そうとしか解釈できないのだからどうしようもない。
似たような話はほかにもあって、僕は昔から基本的に腰が低いのだけど、変な人たちにとっては「分からせてやった結果」ということになるらしい。別に変わって無くね?と僕は思うのだが。
正直、一人遊びは僕と関係ないところでやってほしい。
僕は僕で一人遊びに忙しいのだ。