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料理をする

 学校が終わり色々終わらせてゲームを開始する。ログインした直後に頭に乗っているゴウカに挨拶して今日やる事を話す。


 「今日は料理するぞ!」

 「グァ!」


 そう決めた後、俺は気になった食材を買いまくり色々作ることにしたのだがどこで作ろうかは考えておらず結果安全な街の門近くで行うことになった。


 「今回の為に一通りの料理の知識を集めて来たのだ!リアルでは料理はあんまりしないしどんなのが出来上がるのかたのしみだな」

 「グァ!」


 ゴウカも期待に満ちた目で観てくるので早速試してみる。まずはこれ


 キャロット:畑手採れる食材

 キャベツ:畑手採れる食材

 トマト:畑手採れる食材

 ウルフの肉:ウルフの肉食材


 店で手に入った物だけで料理をしてみる満腹度は全部5しかない。ちなみに料理の道具も最低限の物を買った。野菜を切ってフライパンに肉を入れて焼き始める。そして作られた物は


 ウルフ肉のステーキ、サラダの2つが出来た。


 ウルフ肉のステーキ

 効果:満腹度20回復

 サラダ

 効果:満腹度10回復


 こんな感じのが出来た。昔の作品で料理した物には何ら頭の効果があって満腹度などはなかった。このゲームでは満腹度が追加されて効果が出なくなったというよりは


 「美味しく作れば効果も出るのかな?」


 だとしたらスキルのレベルを上げるしかない。スキルにもレベルが存在し上げると恩恵を得られたり新しい技を覚えることがある。


 「色々やってみるか」


 そんなこんなで買った素材を使って色々作ってみたのだが特殊な効果は何も出なかった。街で売っている物ではだめなのだろうか?野菜や肉に関してはもっといい物がある事を昔のシリーズで知っているし素材が原因なのか俺の料理スキルが低いのが原因なのか全く分からん。


 「取り合えず、今回のメインの登場だ!」


 そう言って俺が取っ出したのは前に倒したボスのドロップアイテムを出す。


 ロックアルマジロの肉


 分厚い肉にゴウカも興奮気味であり待ちきれないのだろう。色々試した結果、現在の俺のスキルでは何をやっても大したものは出来ない事が分かったので素直に焼くことにした。フライパンに肉をおいて焼き始めること数秒で料理が出来た。


 ロックアルマジロのステーキ

 効果:満腹度30 

    土属性の攻撃耐性5分


 おっと満腹度以外にも効果が出たではないか。ある程度のモンスターの素材でも効果が出るんだな。


 「・・・・・」


 ゴウカがガン見している。食べるのが街きれないのか涎も出ている。耐性効果はもったいないけど今回はご褒美の様な物なのでそのままゴウカにあげた。


 「グァ!!」

 「おいしいか。じゃあ、俺も早速」


 美味しそうに食べるゴウカにつられ俺も食べてみる。歯ごたえがよくウルフ肉より獣の臭み?の様な物がないように感じる。美味しいので問題ないのだがアルマジロなんて食べたことないので近い物で牛のように感じます。料理のスキルも2になっており成長はしている。

 そんな感想を心の中でしてお腹いっぱいになったゴウカを見る満足したのか幸せそうな顔をしている。


 「ゴウカ、今日は魔法ギルドに向かうぞ」

 「グァ!」


 今日の予定は魔法ギルドにいきランクを上げようと思っている。ランクとは簡単に言うとその人がギルドに対しての貢献度みたいなものでこれが高いといろんなアイテムが買えたり覚えれるスキルなどが増えるのでやるのは必須と言っていい物だった。ちなみに冒険者ギルドだと街のNPCの貢献度が上がり名前を知られたり特別なクエストが出てくる。現在はランク2になった。


 そんなこんなで魔法ギルドに向かうために大広場を通ろうとした時だった。


 「おいあんた」


 いきなり声を掛けられて振り向くとプレイヤーが俺に詰め寄って来た。


 「おい!称号の情報をよこせよ。お前が白蒼ってなんだろ」

 「・・・はい?」


 いきなりそんなことを言って来るんでどう返事をすればいいのかわからなかったが取り合えず情報が欲しいってことなのか。何故いきなりこんなこと言ってくるんだろう?というか教えてもらう立場でよこせはないだろう。

 失礼なプレイヤーだなと思い情報をやることは断る事にした。


 「すいません。そういうのはちょっと」

 「はあ、お前!称号を独り占めする気か!どうせ特典のそいつのおかげでお前の実力じゃあないんだろ!」


 ・・・うんこいつには情報をくれてやる必要性を感じないな。隠す気はないが貰う側には貰う側なりの態度があるだろうにそんなことを考えている間も相手さんは罵詈雑言を言い続けているのでそろそろ通報しようとした時だった。


 「あんた、それ以上彼に絡むなら運営に通報するわよ」


 そんな声が横から聞こえた。そこには黒い翼が生えた黒髪の女性プレイヤーが立っていた。

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