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進化と名前

 特殊な精霊子をゲットできたことで早速名前を付けることにする。


 「あれ?風が全然来ない?」

 「グァ?」


 立っているだけでも結構な風が吹いていたのに今は全く風を感じない。その疑問にこっちに来る青い精霊子が躍るように振る舞っている。テイムできたからかその子が「自分のおかげたよ」というようなことを言っていることが俺にはわかった。


 「君のおかげなんだな。どんなスキルを持っているんだ」


 名前を決める前にこの子の強さを見て観る。


 種族:精霊種 種類:精霊子 属性:風 レベル:15 名前: 契約者:ソラウミ


 HP:30/30 MP28/28


 攻撃力:10 防御力:10 魔力:25 速さ:26 知力:22


 スキル 風魔法 風操作 環境改善 精霊魔法(風) 意志伝達 浮遊


 

 この子のステータスは速さと魔力が高く攻撃力と防御力が低い魔法によった性能をしている。おそらく環境改善と風操作のおかげで風の勢いがなくなったのだろう。


 「さて、次は名前だけど・・・よし!君の名前はルートだ。これからよろしくな」


 名前をなずけたことで名前の欄にルートと記入された。名前を決めてもらったことで喜びの舞をを見せるルートを見ながらもう一つの重大なイベントに挑む。


 「よし!次はゴウカだ!」

 「グァ!」


 ⅯFの進化はレベルが上がってすぐに行うのではなく何通りのルートの中から一つを選んで進んでいくのが一般的ではあるが今はないけど施設などで退化してステータスを上げて別の進化を繰り返すと言う育成方針を取っている。クリムゾンドラゴンのゴウカの進化先は


 炎滅竜 陽炎龍 バーンフレアドラゴン フレアアクセルドラゴン  


 進化先にはこの四つがある。炎滅龍は日本の蛇型の竜であり高い炎攻撃と火傷状態を駆使した戦い方をする個体だ。陽炎龍は火属性の技に加えて回復技を持っている個体だ。バーンフレアドラゴンは火魔法と爆破魔法を使う個体でありこれはゴウカが紅魔法を覚えた事で進化先に追加された個体だろう。そして最後のフレアアクセルドラゴンは紅魔法が消える代わりに炎風魔法というものになっており攻撃力がさらに上がっている。


 「うーん、悩ましいな」


 どれもいい進化先であり悩ましい。しばらく色々考えてみたが決めれなかった俺はゴウカに質問してみた。


 「ゴウカはこの中なら何がいい」

 「グァ」


 画面を見せてみるとゴウカも頭を抱えて考え始める。興味深そうに見ているルートも一緒に考えているらしい。少ししてゴウカはある進化先を指さして俺にこれになりたいと主張する。


 「フレアアクセルドラゴンか」


 ゴウカがさした先は意外にもせっかく覚えた紅魔法を消す選択肢だった。モンスターのAIがどういう感じになっているか分からないがゴウカがこれになりたいって言うなら俺が拒絶することはない。


 「よし、じゃあ進化するか」

 「グァー!」


 進化画面をタッチすると眩い光と共にゴウカの姿は変わった。紅の体には鮮やかな碧の宝石の様な球体が手と胸についてさらに身長も俺の腰ぐらいまで大きくなった。


 「グォー!!」

 「おお、カッコよくなったなゴウカ」

 「グォ!」


 自身が大きくなったことや姿が変わったことに興奮して喜んでいるゴウカのステータスを見て観ると


 種族:ドラゴン種 種類:フレアアクセルドラゴン 属性:火 名前:ゴウカ レベル:25 契約者:ソラウミ


 HP:97/97 ⅯP 56/56

 

 攻撃力:75 防御力:53 魔力:48 速さ:53 知力:40


 スキル 火竜技Ⅳ 風竜技Ⅳ 幸運Ⅲ 飛行 合成技 火ダメージアップ(小)


 何というか色々変わった。スキルも一新しており竜技という技も覚えた。更に合成技という技のおかげで火と風の竜技を合わせることが出来るようになった。ダメージアップも付いたし恩恵がよくわからない幸運もレベルが上がっていいことづくめだ。


 「さて進化もしたしゴウカ、ルートはどうしたい。このままここを攻略するか。それとも一回帰って皆に自慢しに行くか?」

 「グォ!」


 ゴウカは自分の姿を皆に見せたいらしく帰ろうと俺の服を引っ張る。ルートも俺の仲間達に会いたいのかゴウカに同意している。ならば攻略はここまでにして俺達は帰る事にした。中間地点を発見できなかったのは悔しいがまた一から挑めばいい。今度は他の子と一緒にな。



 畑に戻って来たと同時に残っていたメンバーがゴウカを見て誰だろうという反応を示していたがゴウカが自分だよとアピールするとびっくりしながらもゴウカの周りに集まって来た。更にはアロスは自分と同じ存在を発見するルートと一緒に空を回って喜んでいる。


 「そうだスミン!こんな種手に入れたけど畑に植えていいのかな?」

 「ス~♪」


 俺が風車花の種を見せると嬉しそうにそれを受け取って畑に向かう。俺も一緒に向かって行くとここに植えてとお願いされた。なのでそのまま種を植えて上げる。


 「早く咲くといいな」

 「スー」


 そんなやり取りをしているとルートが畑までやって来る。アロスの指示だったのか畑まで来るとルートは環境改善のスキルを使ったことをアナウンスで知った。内容には畑のレベルが上がりましたなんて書いてあるのだが何がどう変わったのか見た感じでは全然分からない。


 「・・・何か変わったのか?」


 首をかしげている俺に対してスミン、アロス、ルートはすっごく喜んでいる。俺の方の画面には畑がどうなっているのかなんてわからないのでその反応で良くなったんだなと思う事しかできない。


 「さて、次は何処に向かおうかな」


 修練の門なんて言う場所を見つけた以上この子達のレベル上げは今の内に済ませておきたいし次の場所を料理を作りながら考え始めた。

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