ラネル捜索
オルさんの話によると余りにも遅いネラルの到着に仲間の一人に見に行くように指示出したのだが宿にはいないし宿の人に聞いても帰ってきていないとの事だ。心配になり探しているが未だに見つかっていないとの事だった。
「なので会ったことのあるお二人なら何か知っているのではと思いまして」
そんなオルさんに俺達はネラルさんを探していたことを伝える。心配かけないためにネラルさんが偽物であるかも知れない事は話さなかった。
「街の中は我々が探します。皆さまはどうか街の外をお願いしてもよろしいでしょうか」
「ええ、お任せください」
アーサーさんのキラキラスマイルですぐに承諾してしまった。まあ、この中でリーダーみたいな立ち位置なのはアーサーさんなので文句もないし街はオルさんに探してくれるならイベントの進行的に俺達は外を捜すべきだろう。
「取り合えず、森の方に行ってみませんか。ラネルさんはそっちから来ましたし」
「そうですね。って私達もついって言っていいのでしょうか?」
ファーマーのプリルさんが質問するが我々は探偵団だとアーサーさんが凄くウキウキであり結構楽しんでいるのが分かる。他の皆もノリノリでありそのまま森の方角に向かっていくと門番に止められてしまった。
「お、アーサーじゃあねえか」
「え、ドドンさん?何でここに?」
誰だと思ったらアーサーさんが親しくしているNPCとの事だ。騎士団の依頼で知り合ったらしい。
「ああ、そう言えばよ。昨日そっちの冒険者と一緒に来ていた商人の兄ちゃんがここを通って行ったぜ。声をかけようとしたんだが急いでいたらしくてよ俺の声が聞こえてなかったのかそのまま森の方に行っちまったぜ」
「それは本当ですか」
アーサーさんに声をかけたNPCは依頼で知り合った人らしく。俺でいう所のアンバさんポジションだと言う事らしい。話を聞いた俺達はそのまま森の中に入って行った。
入ってからの事なのだがアーサーさんとクロガネがやたらと強い。相手が弱いのもあるのだがワンパンであり気分はピクニック気分だ。今向かっているのは俺とアーサーさんが最初にラネルさんにあった場所を目指している。そこに行けば何かがあるわけではないのだがやみくもに探すよりはいいとの事で向かっている。
「そろそろラネルさんがゴブリンに襲われていた場所ですね」
「そうか・・・うん?もしかしてあれか?」
クロガネさんが指をさした方を向いてみるとそこにゴブリンがたむろしていたのだ。クロガネさんはゴブリン達を瞬殺してその場を調べてみるとアリアさんが何かを発見した。
「あ、皆さん見てください。これ何なんですかね?」
そこにあったのは何かが書かれておる紙だった。何かというのはそれが子供の落書きのようにぐちゃぐちゃでよくわからないからだ。
「う~ん・・・真ん中に青と緑の模様があって四方が別の色に村れていますね。その色の所に赤い点があって・・・なんか怖い顔?が書かれていますね」
四か所の色は緑、茶色、黄色、黒といった配色だ。怖い顔も鬼?と言われれば鬼なのかなというような感じの絵だ。俺達が悩んでいるとゴウカ達が何かを伝えようとしている。
「グァ!」
「なんだ、えっと・・・四角?マップか」
「グァ!!」
当たりらしい。その後にカラカラとスミンを加えて演劇みたいなのをはじめた
「カラカラ」
「グーァ!」
「ゴウカがカラカラを襲う?」
「グァ」
「違うみたいですね。もしかして色ですかね。赤い点をゴウカが示しているのでは」
「グァ!」
プリルさんの考察は当たっていたらしくビシッと指をさしている。次にスミンとカラカラがゴウカに怯えている光景を見せてくれる。
「こいつは分かるぞ。さっきのを合わせるとゴブリンが二人を襲うんだな」
「スー!」
「え、違う?これも色?青と緑がスミンとカラカラってことか」
「スー!!」
「カラ!」
クロガネさんが言った内容があっているらしい。アーサーさんはこのジェスチャーを繋ぎ合わせる。
「赤い点にゴブリンがいて街を襲おうとしている。青と緑はプレイヤーとNPCと言うことになるのかな」
「グァ!」
「スー!」
「カラカラ!」
「大当たりみたいですね。となるとこの青と緑はプレイヤーとNPCのアイコンですかね」
このゲームでのプレイヤー、NPC、敵エネミーを分けるアイコンがあり青がプレイヤーでNPCは緑そして敵エネミーは赤と分けられている。そうなると真ん中のが街なのだろうそこから導き出されるの答えは
「・・・ゴブリン達が四方から街に向かって攻めてくる」
「グァ!!」
「当たりかよ!!」
俺の答えに正解と鳴くゴウカに頭を抱えてしまった。それを聞いていたアーサーさん達も驚きの表情をしている。え、まさか本当に攻めてくるの!?イベントで街壊されちゃうのか。
そんなことを考えているとアインが何かを発見して俺達を呼んでいる。
「ーーー!」
「何を見つけたんだってこれはお金か?」
コインが獣道に落ちていたのを発見したアインは更に先にあるとジェスチャーしてくれる。それはまるで未知のように続いているのだ。
「もしかしてこの先にラネルさんがいるんですかね?」
「分からないが行くしかない・・・アリアちゃん偵察スキル持っていたよね。先頭を頼めるかい」
「はい!わかりました」
アーサーさんがアリアさんに頼み先頭を入れ替えてそのままコインがある方に進んでいく。




