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ボス戦

 扉を開けて中に入ると中に入ると同時に扉が閉まりモンスターが現れた。


 ドン!


 その音と共に土煙から現れたのは茶色い外皮に覆われたアルマジロであった。だたし大きさは2メートルあるアルマジロではあるが


 レベル10 ストーンアルマジロ


 「ヴァァ!!!」

 「・・・アルマジロってそんなふうに鳴く中はさておきやらせてもらうぞ!」

 「グァ!」


 レベル1対レベル10というはたから見ても勝機はないのだがこのゲーム必ずダメージは喰らわないモンスターを除いてくらうので理論上どんなモンスターも倒せはする。ただし時間がかかりすぎる。


 相手はこちらに体当たりをして来る。相手の攻撃を避けるとドンという音が聞こえる壁に当たったボスは何事もないかのようにこちらを向き壁は先ほどの体当たりで穴が開いている。


 「どっちらにしても当たれば死ぬか致命傷だ。こっちも行くぞ!ウインドシュート!」


 初の魔法の使用は杖の構えた先に圧縮した風が玉状になり相手に向かっていく。顔面に当たったボスの体力はほんの少ししか減っていない。


 「う~ん、弱点でもこれなのか時間がかかるのは分かってたけどそんなことより・・・見たか!ゴウカ魔法すっげえな!」


 現実では絶対できない魔法という物を初めて使った感動に心が躍っていたのだが


 「グァ!」


 ボスが迫ってきていることを教えてくれたので避けることが出来た。魔法は打った後にリキャスト時間があるらしくすぐには打てない。


 「ググァ!」

 

 ゴウカは口から火の玉を出して攻撃した。竜技のドラゴンシュートという技であり自身の属性の攻撃をする技なのだがあんまり聞いていない事が分かる。


 「ゴウカ集中力を保っていくぞ長時間攻略になるからな」

 「グァ!」


 攻撃を避けては魔法を撃って魔法を使えない時は拳で攻撃を繰り返していく回復も挟みながら少しずつ相手のHPを削っていく。それを約一時間やってようやく半分まで来た。長いがその分相手の行動パターンがよくわかる。


 離れていれば突進、近くに居れば爪での攻撃と薙ぎ払いをしてきて飛んでいる敵にはどうやら跳んで甲羅をぶつけようとするらしいが


 「ヴァァァ!!」


 体力を半分になって行動パターンが変わった。いきなり体を丸めたと思ったらその場で回転し始めた。


 「おお~その技はローリングアタックじぁないか」


 技自体は他のモンスターでも持っているもので丸まって相手に体当たりするものだ使っていくと攻撃力が上がって行くもんでストーリーでは覚えさせている人もいる技だ。


 「ボスでも使って来るんだなβ版ではなかった行動だけど。こりゃあ、他のモンスターもスキルを使って来る事もあるんだろうな」


 回転しながらこちらに向かって攻撃してくる。あれで俺達の事が見えていることに驚きはするが問題はあの状態で少し機動変えてこっちに来るんだ。タイミング図りながらどのタイミングで避けるかを冷静に図る。


 「1,2,3・・・1,2,3っとタイミングはこんなもんだな」


 近すぎず遠過ぎない絶妙な間合いを見切り避け続ける。これでもリアルでは爺ちゃんの道場で鍛えられているんだこの程度では動じることはない。近すぎると回転で巻き上がった小石に当たりダメージを喰らうことも分かった。現在手元にある回復アイテムも回復薬が5魔法薬は4まで減って来た。

 攻撃を何回かかわすとボスは突然壁に激突してしまい仰向けになりもがいている。


 「自滅すんのかい!」


 そんな相手の弱点を攻撃していく。こいつはどうも腹が弱点であり威嚇してきたときや経って攻撃してくるときに攻撃を加えるとダメージが若干多い。若干でも多く減るなら狙うのは当然なのでゴウカと共に狙いまくるというかそこしか狙わなくなった。たまにクリティカルヒットしてダメージが二倍になるけどまあこっちは俺の風魔法でクリティカルヒットすれば弱点攻撃の1.5倍と合わさって2.5倍攻撃で目に見えて減ってくれるので心持楽になっる。


 「発売当初にいきなりこんなことをするとは思わなかったな~・・・ゴウカそろそろ起き上がるから離れてな」

 「グァ」


 どんどん減っていくボスのHPにとうとう危険領域の赤まで減った現在2時間ぐらいになるこの世界はリアルの一日で計算すると三日ぐらいになり特別なシステムで時間の進みが遅いとの事だ。計算で24時間を三で割ればいいのでリアルではそこまで経っていない。


 そしてついにその時が来た。ぼすのHP がとうとうなくなり光となってボスは消えたのだ。


 『ソラウミのレベルが4上がった。ゴウカのレベルが4上がった。モンスターに一定以上の弱点に攻撃を与えたことにより称号ヒットマンを獲得しました。スキル:ロックオンを獲得しました。ボーナスポイント1ポイント獲得しました。自身よりも圧倒的に強い相手に勝ったことで称号ジャイアントキリングを獲得しました。スキル:逆境を獲得しました。ボーナスポイント1ポイント獲得しました』


 レベルアップして俺達のレベルは5になったしかも弱点を攻撃し続けた結果称号にスキルまで手に入ってしまったがこれだけ頑張ったなら貰えてうれしいしさっきのボーナスポイントを合わせれば料理スキルを取れる・・・と思ったその時だった。


 『運営から全プレイヤーに通達です。スペクトル街の南に位置するラード洞窟が攻略されました機能の一部を開放します。攻略プレイヤーには称号スピードスターを獲得しました』


 まってどんだけ出てくるの称号?

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