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商人ネラル 

 緑色のモンスターはこの場所には出てこないはずのゴブリンだった。それから逃げるように馬を走らせている男性が見えた。


 「ソラウミ君、先に行くね」


 そう言うとアーサーさんはサイガにまたがり駆けていく。俺達もそれに続いて走り出す。目の前でゴブリンを馬に乗ったまま大剣で一振りすると一撃で倒してしまった。ゴブリンのレベルが見える所まで来てそのゴブリンのレベルを見てアーサーさんの強さを改めてしった。


 ゴブリン レベル12


 そのレベルは俺とあまり変わらないレベルだ。それを一撃と言う事は色々ステータスやスキルを鍛えているのだろうことが分かる。というよりそもそもレベルが違うんだろうな。

 俺達も戦闘に参戦する相手の数が6体でありアーサーさんはさっき一体を倒したところだった。ゴブリン達は俺達に棍棒や刃が欠けたナイフで攻撃してくるが俺達はそんなゴブリン達を完封する。ゴブリン達が居なくなったことを確認すると馬車を操作していた男の人がこちらに声をかけて来た。


 「ああ、ありがとう冒険者の皆様!」


 大げさなリアクションと共に降りて来たのは人族の中年だった。何と言っていいのか・・・胡散臭い人という印象を持ってしまう人だ。


 「大したことではないさ、困っている人を助けただけのことだ」

 「もしかして街に来るキャラバンの人ですか?」


 それを聞いた商人は改めて自身の名前を言う


 「ええ!私は商人のネラルといいます。商品を運んでいる最中にあのゴブリンどもにつけ狙われてしまい街に到着するのが遅れてしまったのです!もうダメかと思っていた時に貴方達に会えて私は本当に運がいい!」


 そう言いながら俺達と握手するネラルさんはとっても大げさな反応をして俺達に感謝を告げる。


 「申し訳ございませんが私を街まで護衛しては貰えませんか。このままだとまた襲われそうなのでどうかお願いします」

 「私は構いませんよ。ソラウミ君もそれでいいかな」

 「・・・構いませんけどここまで商品を運んだなら護衛の人とかいなかったんですか?」


 俺は何気ない質問をする。ネラルさんはその質問に対して


 「護衛はいましたよ。ですか他のキャラバンの護衛もありましたので私だけ先に来たのです。私の商品はどうしても昨日の内に街に運ばなければいけなかった物だったので街が見える所まで送ってもらった後に他の方々の方の護衛に戻ってもらったんです。ここら辺のモンスターは比較的に弱いので私でも抜けられますか」

 「そう思っていたけどゴブリンに襲われたと」

 「はい・・・こればかりは私の判断ミスです」


 う~ん、アンバさんも昨日の内に来るようなことは行っていたし早くしないといけない物を運んでいたのかもしれないか。アーサーさんと俺はそのままその人を連れて街まで帰還する。


 「ありがとうございます!これはささやかなお礼です」


 そう言って貰ったのは1000ポイントだった。そのまま、街に入って行くネラルさんを見こくった後にアーサーさんがフレンドコールで知り合いに呼ばれたと言う事でその場で別れることになった。


 「・・・あの人は何を持って来たんだろう?」

 「グァ?」


 首をかしげる俺に合わせて首をかしげるゴウカ達、大切な物なのだろうから聞かないでおいたけど後で味方ら聞いてみようかな。

 俺達のHPもMPもまだ余裕があるのでそのまま森に戻ってコッコルをMPがなくなるまで頑張る事に決めた。


 それから俺達は昼までコッコルを狩ることが出来た。ポイントもいっぱい稼げて満足のいく結果になった。コッコルから取れた素材も大量だったので次は料理に挑戦しようと生産職プレイヤーが集まっている場所に向っていた。街も結構変わっており花で飾られていたり作らえれた建造物があちらこちらに並んでいた。


 「いやー二日目でこれなら7日目にはどうなるんだろうな」

 「スー♪」


 周りの景色に喜んでいるスミンを頭に乗せて俺はある場所にたどり着く。そこは街の倉庫がある場所でありそこは今多くのプレイヤーで賑わっている。いや賑わっていると言うより戦場と化している。


 「これ持って行って!」

 「こっちで来たよ!」

 「これどこに持って行けばいい!?」

 「畑持っているプレイヤーから食材が来たぞ!」

 「鉱石は何処にあるんだ!」


 うわー。行きたくねーと思いながらも俺は料理スキルを持っているプレイヤーだ。それにそろそろただ焼くだけのお肉以外も作りたいしここなら色々な料理を試せるかもしれない。俺は勇気を出してその場所に入るのだった。

 

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