イベント二日目
小屋の中で起きた俺は今の時間を確認する。現在は朝の5時、外は少し明るくなりかけている頃だ。机の上にはゴウカとスミンが一緒に寝ていた。アインは小屋の中に入れないので外で寝ておりアロスも外にいる。
「ゴウカ、スミン、起きろ。朝だぞ」
「グァ~」
「ス~」
目をこすりながら起きる二匹を見ながら外にいるアインとアロスにも声を掛ける。皆が起きたのでそのままご飯を用意する。ゴウカは肉、アインは鉱石、スミンはお水を与えたのだがアロス何もいらないらしくその場を浮いていた。畑にはすでに花が咲いておりそれを皆で積んですぐに二アさんに私に行き1輪につき5ポイントのう弁とポイントをゲットしたちなみに50輪売ったので250ポイントになった。
花屋の後、昨日行くことを決めていた森の方に足を運ぶとすでに大きな変化が起きていた。
「コケ」
コッコル レベル5
大きさは鶏を一回り大きくした感じの鶏が現れたのだ。それはまさにコッコルであったのだ。襲ってこない所を見るに攻撃しなければ攻撃してこないモンスターなのだろう。
「取り合えず戦闘してみるか・・・ってそう言えばアロスの精霊魔法まだ見てなかったな」
フワフワ浮いているアロスに精霊魔法を使ってくれと頼んでみるとアロスはコッコルに土魔法のストーンシュートを使い始めたのだ。いきなり土魔法を使ったと思ったら魔法で出した土の礫の形が変わった。それは鋭く尖りコッコルに当たり光になって消える。
「これが精霊魔法か」
その後も色々試した結果わかったのは威力や速さが上がっている事、魔法をいろんな形に出来ると言う事が分かった。しかし形次第では普通の攻撃よりも遅くなってしまうらしい。MPも使用する量を自身で決められるらしく決めた量で色々出来るらしい。
「このスキル俺も欲しいぞアロス!」
俺が羨ましくそう告げるとアロスは意思疎通で照れていることが分かる。輝きも少しぎこちない物になっていた。
「そうだ、これもここで使っちまうか」
アイテム覧から称号と共に貰ったランダムスクロールを取り出す。ランダムと書かれているので何が出るか分からないガチャガチャの様な物なのだろうと俺は思っている。そのままウインドウに『ランダムスクロールを使用しますか』と出るのでYESを押した。スクロールから光の玉が出ると俺の体の中に入って行った。
『スキル:宝石採掘を取得しました』
お、採掘スキルだ・・・あれまって宝石採掘?それって普通の採掘と違うってことだよね。わざわざ分けているんだし。
見て観ると宝石を採掘できるというシンプルな内容なのだが嫌な予感がするというかもしかしなくても
「採掘スキルでは宝石は取れないってことだよなこれ」
まさか石でも取れる意思と入れない石が分けられているとは思わんかった。それを知ってその場にうなだれている俺をゴウカ達は慰めてくれた。
「ありがとな~」
このスキルはアインにこそほしかったものだ。それにアンバさんの依頼をする前にスクロールを使っていたらもしかしたら宝石が採れていたかもしれない。
「コケ」
そんな俺をあざ笑うかのようにこっちを見ているコッコルは無性にイラつく顔をしているように見えてしまった。倒せば10ポイントという高得点でもある。
「よーし皆今日はあの鶏をぶっ倒すぞ!」
「グァ!」
「スー!」
「ーーー!」
その掛け声と共に八つ当たりならぬポイント狩りを始めたのだった。
それから1時間ぐらい狩っていたのだろう。コッコルは次から次に出てくるので休む暇がない。
「すっごい出てくるな」
「ーーー」
アインも流石の多さにうんざりしてきている。どれだけ狩ったかと言うと100超えた時点で数えるのをやめてしまったからわからん。そんな森の中を歩きながらキャラバンの人達がいないのかを探していると目立つプレイヤーがやって来た。
「やあ、ソラウミ君」
「あ、アーサーさんおはようございます」
昨日の連絡で来るかもとは思っていたけどアーサーさん自ら来てくれるとは思わなかった。白馬のサイガを見てゴウカ達は挨拶をしている。
「昨日の連絡で来てしまったのだがよかったかな」
「まあ、何も言ってませんし大丈夫ですよ」
「それは良かった。ソラウミ君はMMOは初めてそうだしちょっと心配していたんだ」
アーサーさんの話では俺が言った情報は色んなプレイヤーが知ったら横取りや抜け駆けなどをされる可能性があるとの事だったらしい。俺的には情報を隠すという行動をとるつもりはあんまりなかったのだが今思うとあの時の内容ってMMO的には重要なものだったのだろう。アーサーさんは俺が連絡を切った後再度かけなおそうとしてくれていたのだが色んなプレイヤーを助けていたらしく今日まで話せなかったらしい。
「何かすいません。それと俺がMMOやっぱ初心者って分かるものなんですか?」
「まあ、不慣れだなというのは感じるね。元々MFは携帯ゲームだったこともあっていきなりMMOになった事で人との接し方が分からないと言う人は結構多いんだよ。中にはソラウミ君みたいに情報の価値が分からないから全部話しちゃえと言う子も結構いるね」
「普通はないんですか?」
「情報は武器だからね。それがもしかしたら数百万の価値があったりもするんだ。他の所だと自分が得をする為に膨大な値段で吹っ掛ける事もあるぐらいだ」
歩きながらMMOでの注意した方がいい事を教わっている時だった。ゴウカ達が一斉に同じ方向を向いているのだ。俺とアーサーさんもそっちの方を見て観ると大きな馬車が緑色のモンスターに襲われている所だったのだ。




