更なる仲間 アイン
それから俺は鉱山を隅々まで探し始めた。何か所か怪しいポイントがあったが採取用の場所の様だったんで今はスルーしてモンスターを倒しまくる。そのおかげでレベルか2つ上がり8になった。風魔法もレベルが6になりウインドステップという技を覚えた。効果は速さを上げるものでありバフ効果の様だ。道中今まであって来たモンスターだけじゃなくネズミ型のストーンマウスという背中に石が生えたモンスターも出たが
「チチュ!」
「邪魔!」
「チュ~」
速攻で倒しゴーレムを捜す。これまであったのはストーンゴーレムだけだ。どんどん倒しながら進んでいく。あ、勿論アイテムを確認はしています。
ストーンゴーレムは小さな魔石と土を落としストーンマウスは毛皮と石を落とした。
魔石はゴーレムが動くために持っている物で魔力が少しあると説明に書いてあり土はまあ、土です。スミンの畑に使えるのだが石は何に使うんだ?毛皮は何かの装備が作れるかもと言った所だ。そんなことがありながら俺達は今B3そうを探索している。敵も強くなっていきここの推定レベルも何となくわかって来た。
「ここは15~17が適性のレベルかもしれないな。倍近くあるな」
「グァ」
属性相性でごり押しているけどもしかしたら俺達はここでレベリングするのがおすすめなのではないか。たしか契約モンスターを入れていると経験値が分配するって言ってたしある程度自分より強い相手じゃないとうまみがないがここならレベル15ぐらいまでレベルを上げるのも悪くないかも。
そんなこんなで6時間近く潜り続けて持っていた魔法薬もなくなり俺達はB4に下りて最後の探索をすることになった。そんなときだった。
「あ、あれは!」
アイアンゴーレム レベル14
ついに見つけた!ここまで探していなかったのでレアなモンスターであるのは間違いない!アイアンゴーレムは過去作にも出て来たがこの作品ではどんな感じになるか分からないが。
「契約するゴウカ手伝ってくれ!」
「グァ!」
ゴウカの飛行で先制攻撃をくらったアイアンゴーレムはこちらを敵と判断し攻撃してくる。屈強な腕が俺に振り落とされる。それを回避すると地面に拳がめり込んだ。あれを食らったら間違いなくヤバい。攻撃を繰り出しながら契約用の魔力を残し戦う。そのせいでHPがあんまり削れない。
「ストーンゴーレムでお前らの弱点は大体わかってんだそりゃあ!」
そう言って青く光る目に拳を食らわせると相手が怯んだ。ゴーレム系統はどうも魔石である目が弱点らしい。拳での戦闘をすることになりHPを削っていきとうとう危険域の赤まで進んだ。
「ゴウカもう攻撃はするな!契約する!」
「グァ!」
「魔法陣展開・・・契約!」
飛行でその場を離れるゴウカを見て魔法陣作成を使用する。そのまま契約魔法を使う。アイアンゴーレムの周りに魔法陣か展開し光を放つ。だが契約はまだ出来ない。少しずつなくなるMPに焦りながら全部使う勢いで持っている杖に意識を集中させる。少しつづ地下づいて来るアイアンゴーレムがあと少しで俺に拳が届く距離まで迫った時だった。魔法陣の光とアイアンゴーレムが光を放った。
『アイアンゴーレムと契約しました』
そうアナウンスが届いた。アイアンゴーレムはここではなく畑の方に行ってしまった。どうやら契約したモンスターは一旦自分のホームか契約上限以上だとテイマーギルドという場所に向かうらしい。
「やったぞーーーー!!」
「グァーーーー!」
俺とゴウカはハイタッチし喜びを分かち合ってた時だった。
『モンスターを推定数弱点を攻撃しました。称号:見抜く者とスキル:看破を獲得しました。ボーナスポイント2ポイント獲得しました』
称号まで貰った。やったぜ!と思っていたら
『ユニークモンスターを一定数契約しました。称号ユニークテイマーを獲得しました。ボーナスポイント3ポイント獲得しました』
・・・称号ってこんなポンポン手に入る物なのか?今ので7個目なんだけど?
「俺ってそんなにおかしなプレイしてるかな?」
「グァ?」
当然ゴウカに聞いたところで答えが返って来る事はない。取り合えずMPが0になってしまったので今日はもう帰る事しかできない。逃走を使って村まで走って帰るなか逃走スキルもレベルが2になった。
「当分はここでレベリングだな」
「グァ!」
やる気満々のゴウカと共に一気に畑に向かった。
一気に畑にとんだ俺はそこにピカピカの体をした新たな仲間がいた
種族:人工生物 種名:アイアンゴーレム 属性:土 名前:未登録 レベル:13
HP53/53 MP21/21
攻撃力:28 防御力:34 魔力:20 速さ14 知力:19
スキル:土魔法 硬化 根性 採掘 鉱石索敵 力持ち 発光
おお新しいスキルしかないぞ!
土魔法:土属性の魔法が使える
硬化:素早さを下げる代わりに防御力が上昇する
根性:HPが3割以上存在している状態で瀕死の攻撃を受けても1耐える。一戦闘一回まで
採掘:鉱石を掘ることが出来る
鉱石索敵:鉱石を採取できるポイントを探すことが出来る。
力持ち:攻撃力を上げれる。
発光:体が輝く。戦闘時敵のヘイトを集める
色々あるけど採掘や鉱石索敵はどちらも食事をする際に必要になる物なのかもしれない。根性と硬化は正直に言って嬉しい発光も戦闘時のタンク役としてとっても重宝しそうだ。それに加えて力持ちでの攻撃力アップまるで隙がない。
「こんにちは」
「ーーー!」
どうもゴーレムは喋ることが出来ないらしく俺が挨拶すると手を上げて挨拶してくれた。表情は分からないがどうやら青い目の輝きから嬉しい事が分かる。
「お前の名前はアインだ!これからよろしく頼むぞ!」
「ーーー!!」
力こぶを作るポーズをとって任せろっと伝えてくれた。そしてある事を俺は決意した。