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鉱山探索

 ダンテさんから鍵を貰い鉱山までの道中を歩いて行く。道は舗装されていたのだろうが使われなくなったせいか草が生えている。出てくるモンスターはレベルが6~8であり俺達の(レベル5)ならいい勝負をすると言ったところだ。モンスターは小さな熊のリトルベアー、ハトに近い姿のススリバトが出て来た。

 そしてそんなモンスターを倒しながら鉱山にたどり着いた。大きな入口には今まで使われていただろうレーンが存在し少し離れた所にアニメとかで見たことのあるトロッコが無造作に転がっていた。


 「よし!行くぞゴウカ」

 「グァ!」


 気合を入れていざ中に入る。ゲームだからといえばそれまでなのだが戦闘を想定しているのか大きく作られている。後、結構明るかった。光源は壁にかかっているランタンが周りを照らしてくれているのだ。


 マップに俺が歩いた場所が記録されていくなかやっぱりモンスターが現れた。そりゃあ人の手が入らなくなれば出てくるよな。そして出て来たのは頭ぐらいのサイズの二足歩行するモグラだった。


 「おお、グーラじゃないか」


 二足歩行のそのモンスター、グーラはMFの作品で出て来たモンスターであり洞窟などで出てくる暗い所を好む存在だ。過去作のモンスターはこれで二体目だがそれなら相手の弱点属性はもうわかる。土属性の相手なので風属性が弱点だ。レベルは10なんだけどね。

 そうと分かれば魔法で討伐だ!レベル差がある分経験値も結構入った。俺とゴウカはレベル6に上がり。アイテムを入手した。


 鋭い爪


 この二つが手に入った。懐かしさを覚えながらそのモンスターが動いている姿に見とれ一回攻撃をくらってしまう。ゴウカは呆れた顔をしてこっちを見ているが何事もなかったように振る舞って先に進んでいく。

 次に出て来たのは黒い石の塊のモンスターセッタンだ。


 「おお~こいつも懐かしいな・・・ってあぶね!」


 ちなみに属性は火なので俺の弱点ですはい。レベルも10なので喰らったら一撃で赤ゲージもしくは死にます。普通の種族ならこんなことはなかったのだが竜人族の特性である血の力で俺には弱点がついてしまっているのだ。いきなりの攻撃確か技名は石炭砲と言う奴で火が付いた石炭を相手にぶつける技だ。


 「グァ!!」

 「おりゃあ!」


 俺の魔法は効果今一つなので拳でぶっ倒す。貰えるアイテムは石炭だった。まあ、石炭のモンスターですしね。


 「それにしても奥でもないのにレベル10がうようよとはな。こりゃあ奥にはどんなのが居るのやら」

 「ググァ~♪」


 ゴウカはワクワクしているのか笑っている。お前強い奴を見るとワクワクする戦闘民族だったのか。


 その後もモンスターに遭遇しながら全体の7割近くマップを埋めた所で固く閉じられた鉄の扉を発見した。ここがダンテさんが言っていた奥に続いている扉なのだろう。扉に近づくと『鉱山の鍵を使用しますか』とウインドウが出てくる。


 勿論YESを押すとガチャリと言う音と共に扉が開いたのだ。どれだけの深さか分からないが降りていく歩いている途中で回復アイテムを確認してある事を思い出した。


 「あ、回復アイテム買うの忘れた」


 今持っているアイテムは特典に入っていた回復薬と魔法薬の二つだけだったしかもボス戦の後のまんま。


 「まあ、切れたら買いに行けばいいか。最悪俺には逃走があるし逃げきれるだろう」


 丁度階段を降り切ったあたりでマップを見ると鉱山B2と出て来た。この感じだともっと下もありそうだ。モンスターも出てくるし警戒しながら進もうとしたとき


 「お、早速来たかまずは戦闘パターン・・・を」


 俺は目の前に現れた相手を見て言葉を失った。


 ストーンゴーレム レベル13


 全長2m、ずっしりした体格にゴツゴツした岩の肌。目の部分にハマっている赤い石が俺達を見ている。それはまさに俺の知っているゴーレムだった。

 この俺、涼風翼はMFを最初にやった時、ファンタジーモンスターのみのパーティーを作ることを決意しゲームクリアまであるモンスターをメインに戦った思い出がある。そのモンスターこそゴーレムなのだ。今その思い出のモンスターが目の前に現れたのだ。


 「うおおおおお!!」

 「グァ!?」


 いきなり奇声を上げたことでゴウカはびっくりしてしまっているがそんなことはもはやどうでもいい。今俺の頭にある事はこの場所はゴーレムがいるエリアだという点だけだった。


 「ゴウカ!今日はここに限界まで籠るぞ!ゴーレムを契約する!いやもしかしたら新種がいる可能性もあるからこの鉱山を踏破する勢いで行くぞ!」

 「グ、グァ!」


 俺の勢いに押されて返事をするゴウカ。そんなことはお構いなしに俺はゴーレムに挑む。目指せ!夢のファンタジーモンスター契約!

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