プロローグ
この作品は前作を改良し落とし込んだ作品になります。仕事の関係で投稿日はバラバラになってしまいますが気長に待ってください。
4月
多くの学生が新たな生活と学園生活に胸を躍らせるなか俺はそんな学園生活よりももっとやりたいことがあり早く始業式が終わらないかそわそわしていた。
先生の話が終わり学校が終わると同時に俺(涼風翼)は家まで直行した。今日は俺が大好きなゲームMFの新作発売日であるからだ。
MFとは20年の長い歴史を持つ全年齢対象のモンスターが生息する世界でのファンタジーゲームであり遊び方は自分(主人公)が色んなジョブ(職業)になり世界を探検するものでありプレイスタイルも様々で各々好きに世界を楽しむゲームだ。スキルなども20年間で1000種類近く出てしまい作品ごとに出ていないスキルなんかもあるロールプレイングゲームだ。
そんな中MFを作っている会社から衝撃の情報が去年発表された。それがVRMMOとしてMFを出すというものだった。今まで手ごろに遊べることが魅力の一つであった携帯ゲームのMFがVRMMOとして出しますと言う発表だったからだ。当時は色々賛否が分かれていたのだが批判的な意見のほとんどを黙らせるようなプレイヤーが求めていた物を情報として出された不安の事なども期待の声に代わって行った。中でも長い作品であるがゆえに色んな地方での冒険が楽しめたのだが今回は今までの全ての地方を出すと宣言しており各作品のファンも大盛り上がりである。
そして俺はそんなゲーム買うことに成功した。人気シリーズではあるが初の試みゆえに新しいハードが必要で親に頼んで10万近いハードを買ってもらうことになった。ゲーム機でそんなにするとか思わんかったが何とか買うことが出来た。
それに俺が買ったのは特典版であり抽選で100名のみの限定版でもあるもはやワクワクしすぎて興奮が止まらない。
全速力で家に帰った後、親に荷物のことを聞くと既に部屋に持って言って貰っていたのでそのまま部屋に行き準備をする。めんどくさい設定を全て済ませていざ起動!頭にかぶるヘルメット型の機材を起動して俺はそのままベットの上で眠るように意識が落ちて行った。
真っ暗な部屋?のようなところに来た俺は驚きとワクワクで興奮していた。何せ初めてのVRゲームであるしかも好きなゲームでもうね今日は出来る所までやりまくるしかない。そんな感じの意気込みの後この空間内に誰かの声が聞こえて来た。
『ログインを確認しました。貴方の名前を教えてください』
キャラメイクの前に名前の入力を求められたので自身がいつも使っているアバターの名前を目の前のタッチパネルのようなものに入力する。
ソラウミ
俺はロールプレイングゲームでいつも使っている名前を入れる。再度の確認をOKボタンを押して次に進む
『プレイヤー名ソラウミの登録を完了しました。また限定特典のコードを確認しました。追加の特典を配布します。貴方の姿を教えてください』
限定特典のことも大丈夫そうだ。その後の文言はMFの全シリーズ共通の文言だった。俺の目の前の画面には色んな種族の詳細情報と姿のカスタムが出来る画面が出てくる。
「おお~マジで今までの全シリーズの種族が選べるじゃん!すっげー悩むな~」
種族の種類は多く13種類ある。その中で色んな物語を紡ぐのがMFではあるのだがシリーズで出てくる種族と出てこない種族がある為一つの作品に全部揃う事はなかった。種族によっては覚えることが出来るスキルやジョブもあるがその逆もある。
全部の種族やったことがある分悩みに悩んだ。悩んだ末に俺が出した答えはこれだ!
種族:竜人
無難に人間にしようとしたがゲームの世界では現実にない事をやってみたいしなってみたい。竜人とは13種の中で龍の血を引いていることからその血によって様々な恩恵がある一方でその血が強すぎるという設定上龍の血によっては覚えられないスキルや属性がある。
簡単に言うとこの世界ではゲームである属性の有れる関係であり火、風、水、土、闇、光、無という七つの属性に分かれており
火は風に強く風は風は土に強く土は水に強く水は火に強い。
闇は光に光は闇に強く。
無属性は優劣に含まれないと言った感じだ。今回の場合は一つの属性に偏る事が起きると言う事だ。それも面白いしいいよね。
見た目は目が縦長のスリットタイプでありとてもかっこいい。あと細マッチョからゴリゴリのマッチョにも出来き結構筋肉質でありザ武闘派と言った感じだ。
見た目は動きやすさを意識して細マッチョにし髪の色は白に青のメッシュが入った感じにした。性別は男で結構イケメンになってしまった。これで登録っと。
OKボタンを押した跡継ぎは職業を選択することになった。こっちも多いのですでに決めているっと思ったのだがどうやらいくつかの中から選ぶ形になっており俺が知っている物は一部しかなかった。
どうやらベーム内で開放する形式になっているのだろうこれから探して行ってねという事なのだろうね。だがそれならそれで面白い!そして俺はすでにジョブは決めている!というかこれしか選んだことない。
「魔法使いでお願いします!」
OKボタンを押す。武闘派と言いながらこれでいいのかと思う人もいるかもしれないがそんなの関係ないし俺は効率を求めているわけでも攻略組とかいう者達でもない!遊びたいのだだからこれと決めたらこれで行く!
最後に会ったのはスキルの振り分けだこれも現実ではできない物で固めてみた。そして特典の中身も確認しある物を選択し準備を終えた。
『魔法使いソラウミ様、この世界でのあなたに幸多からんことを』
最後の声もシリーズ定番の物であり俺は新たな冒険に胸を躍らせながら空間は光に包まれた。