第三 ある旅にて
国での戦いが終わり、狩人と死神は次の依頼のために国を出る。
そうして、旅をしていると狩人と死神が話をする。
そこで狩人が死神言ったことは、、、
そうして、新たな仲間が、、、
「暴食の肉塊」との戦いが終わり、英雄と狩人が最後の会話をする。
「本当に助かったよ、英雄、、、お前のおかげで俺はこうして生きてる。」
「ははは!!本当に君は固いな!!何度も言っているだろ?私たちの方が助かったと、、あの化物は私たちではとても倒せない、、さすが!!「銀の狩人」だな!!」
「やめてくれ、俺は「銀の狩人」じゃない、、、」
「ははは!!謙遜だね!!」
「さて、、そろそろだったね!!して、次はどこに行くのかな?狩人君?」
「それは答えられない。」
「ははは!!最後まで律儀だな!!それではまた会おう!!」
「えぇ、いつか、、、」
そういうと、英雄と狩人が最後の握手をし、旅に出る、、、
国を出て、狩人と死神が話をする。
「どうだ?この仕事は、、」
「、、まぁ、死にそうになったりして大変ですよ。」
「そうだな、この仕事はいつ死ぬかわからねぇからな。」
「えぇ、、、ところで、いつになったら鎌を変えるんですか?」
「え、、?変えるって?」
「何言ってるんです?私たちがもらった「銀の武器」はそれぞれ持ち運びやすいように、また、警戒されにくいように形を変えられるじゃないですか?」
「あぁ、、そうだな、、そうだったな!!」
死神がそう言うと鎌を強く握る、、、
しかし、鎌は形を変えなかった、、、
「あ、、あれ、、?お、、おかしいな、、」
「、、「聖銀」はその人の生命と力の性質を覚え、そのものの意識によって使えるようになる、しかし、「聖銀」の形の変化は意識ではなく、渡された時に生命力を流すことで変わる、それは自身の生命の色を写すことを示す。」
「な、、何が言いたいんだ?」
「あなた、、、死神ではないでしょ?」
狩人がそう言うと死神が姿を変える、、、
「はぁ、、、どうしてわかった?」
「、、死神に「銀の毒」はない、死神が持っている力は「銀線で斬る」だ。」
「、、はぁ、、じゃあ、初めからか、、、」
「まぁ、、あんたが「本物の死神」じゃないってことは黙っててあげるからよ。」
「え、、?い、、いいのか、、?」
「言っただろ?俺は「狩人」じゃないって。」
「それは、、どういうことだ、、?」
「俺の武器「聖銀銃」の変形は解けた銀、、、「聖銀」は本来その神聖性を保つため変形しても溶けはしない、せめて、ブレスレットやネックレスなど銀単体で変形するようになる。」
「それは、、、」
「まぁ、それじゃここでわかれようか、、、死神、、」
「、、!!あぁ、、それじゃあな、狩人、、」
そう言った二人は旅の途中で別れた、、
狩人は次の依頼のための旅に戻り、死神は自身のための旅に、、、
「さて、、次はどこだったかな、、、?」
狩人がそう言いながら歩いていると自身の前に飛び出してきたものがいた、、
その姿はまさに怪物の姿であった、、、
「、、あ?なんで、ここに怪物がいんだよ?」
「うぅ~!!がるぅ~!!!」
「喋れないか、、何だ?お前、何がもとになってんだ?」
狩人がそう言いながら怪物を観察する、、
「あぁ、、お前、キマイラの怪物か、、いいな、、お前、俺と一緒に来るか?」
狩人がそう言いながら手を伸ばす、しかし、キマイラも怪物、、狩人の手に噛みつく、、
「ぐぅ~!!がう!!」
狩人の手からは血が流れる、、
「、、ほぉ、、随分と幼いのに獰猛だな、、よい怪物だ、、しかし、、お前が俺についてこないのなら、、、」
狩人が溶けた銀を自身の手に集め銃の形にし、その怪物に向ける、、
「う、、、うぅ~、、、」
「怖いか、、?なら、どうする、、?」
狩人が怪物に問いかける、、
そうして、怪物は行動に移る、、
「う、、、うぅ~!!がぅ~!!」
怪物がとった行動は初めて会った時と同じ噛みつきであった、、、
「そうだ!!怪物であるのなら!!こんな銃にビビるな!!」
「、、!!うぅ!!ぐるぅ~!!」
「お、、ついてくるか?」
「がう!!」
「ははは!!よしではついてこい、キマイラ。」
そうして、狩人と一緒にキマイラはこれからも旅をすることになった、、
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