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第一 ある小さな村にて

狩人となり、自身の故郷に仕事として故郷に帰ってきた。

そこで出迎えたのは、友人であった。

そして、仕事とは、怪物の討伐、そのために村に聞きこむ、、、

すると、聞き込みを続けると夜になり、怪物に襲われる、、、

月明かりに照らされた怪物の正体は、、、

この村には、ある言い伝えがある。

それは、夜になるとうめき声をあげ、見境なく襲い掛かってくる怪物が出ると、、、

そんな、村にある一人の狩人が来た。


「あぁ~、本当にこの村は遠いな~、、、」


「おぉ!!本当に帰ってきたのか!!」


「お、久しぶりだな、調子はどうだ?」


「まぁ、、上々だよ、お前こそ、狩人になるなんてな!!」


「まぁな、それより、どんぐらいからそいつは現れるようになったんだ?」


「う~ん、ここ最近かな?夜だからよ、よくわからねぇんだ。」


「、、そうか、じゃあ、俺は聞き込みを聞いてくるよ。」


「おう!!じゃあまたあとでな!!」


「あぁ、、、」


狩人と男は約束をし別れた。


「さて、、どこから聞くかな?」


そうして、狩人は近くの家から聞き込みを始める。


「あの、、少し聞きたいことが、、」


「な、、何ですか?どちら様ですか?」


「あぁ、私はこの村の怪物退治の依頼を受けた狩人です。」


「、、!!そうですか!!」


「それで、、、」


狩人が話を始めようとするとその家の人がいきなり飛び出してきた。


「た、、助けてください!!毎日毎日、、うめき声に遠吠え、、挙句の果てには、、、」


そういうと、家の人は泣き崩れた、、


「、、、どうしました?何があったんですか?まず話を聞かないと何もわかりませんので、、、」


狩人がそう言うと、泣きながらも立ち上がり、家の中に入っていく、、、


「、、、どうぞ、粗茶ですが、、」


「あぁ、、ありがとうございます、それで、何があったのですか?」


「、、、先ほども言った通り、うめき声に遠吠え、、そして、朝になってその声が聞こえた方に行ったら動物の死骸が、、、」


「、、動物の死骸ですか、、、それはどうだったのか覚えていますか?」


「、、、ど、、動物の死骸は、、む、、無理やり、、、うっ!!」


すると、その人はトイレに入っていく、、、


「うぇ~!!!うっ、、、ふぅふぅ、、、」


「大丈夫ですか?それほどにむごかったですか?」


「え、、えぇ、、ご、、ごめんなさい、、あ、、あの光景はもう、、」


「えぇ、わかりました。お話ありがとうございます。」


そういうと、狩人は家の外に出て上を見上げる。


「ふぅ~、、さて、どうしようかな、、この森の周りにいる動物は、大型が多い、、それを、、、はぁ~、、、めんどくさいものを引き受けてしまったな、、、」


そうして、聞き込みを続けていくと日が落ちていくのが目に入ってきた、、、


「、、もうすぐで夜になるな、、、」


狩人がそう言葉をこぼすと村の雰囲気ががらりと変わる、、


「、、一気に静かになったな、、どうし、、、」


すると、遠吠えが聞こえ、次にうめき声が村に響き渡る、、、


「アオ~ン!!!、、、うぅぅぅぅぅ~、、、、」


「まじかよ、、夜になったらって、、今からかよ!?」


狩人がそう言った次の瞬間、森の方から動物の死骸が飛んでくる、、


「、、!?な、、何か飛んできた、、暗くてよく見えなかったが動物か?」


そうして、狩人が目を凝らし見るとその死骸は無理やり引き裂かれていた、、


「、、マジかよ、、これは、、、」


狩人が森に目をやる瞬間、森から何かが飛び出してきた。


「、、!?な、、!?」


間一髪で狩人は自身の持つ武器で攻撃を防いだ。

そうして、月明かりで襲ってきたものが照らされる。


「、、そうか、、お前が夜の怪物か、、、」


狩人の目の前にいたものは、友人の姿であった。

しかし、友人はその面影を残しながらも、その姿はまさに怪物であった。


「馬鹿野郎が、、、」


狩人がそう言うと、怪物を押しのけ武器を構える。


「来いよ、、お前のこと止めてやるよ、、、」


そうして、月明かりのもと武器と爪の音が響き渡っていた、、、

それから、数時間が経っていた、、、


「はぁはぁはぁ、、、ど、、どんだけ体力あんだよ、、、」


「うぅ~!!」


「ははは!!もどかしいか!?ほらよ!!まだ俺は生きてんぞ!!」


「うぅ~!!がぁ!!!」


叫んだ瞬間、化物は狩人に対し飛び掛かる、、


「、、、ふっ、、お前の悪い癖だ、、お前は煽られるとすぐ激昂するもんな、、、」


狩人は微笑んだと同時に友人に弾を打ち込んだ、、、

すると、白い世界が周りに広がっていた、、、


「あ!?ここは、、、」


「よう!!」


そう声をかけてきたのは、タバコをふかした友人であった、、、


「は!?な、、なんで、、お前は怪物に、、、」


「そうなんだよな~、俺、怪物だったみたいだな、、、夜になると、この白い世界で一人だけになって、、、夢だと思ってたらいきなり動物が入ってきたり、朝、目覚ますと体がいたかったりとかあったんだよね、、、でも、まさかそれが怪物になっていたからなんてな。」


友人はそう言いながら笑っていたが少しだけ涙を浮かべていた、、、


「本当だよ、お前、朝に挨拶交わしたのにまた会うときには怪物なんだよ。」


「ははは!!本当にごめんな、、、」


「はぁ、、お前が怪物だってことは村のみんなは知ってんのか?」


「いや、、多分知らないな。」


「それはなんでだ?」


「俺のこの世界に誰一人として村の人が入ってこなかったからだ、、、」


「そうか、、、」


「ま!!この話はここまで、そして、、お前との話し合えるのもここまでだな、、、」


友人がそう言うと、白い世界は徐々に赤黒い世界に変わっていく、、、


「本当にごめんな、、お前が狩人になったってときは本当に誇らしかったし、悔しかった、、、でも、、それで俺が怪物になっちゃだめだよな、、、」


友人は笑みを浮かべた。


「本当だよ、俺が狩人になって故郷に帰ってきて仕事しに来て、どうしてお前を殺さなきゃならねぇんだよ、、、」


「あはは!!お前が泣いてどうすんだよ!!笑えよ、、お前は、村の誇りで、俺の、、、この俺の友人だぞ、、!?」


「、、そう、、、だよな、、、そうだったな、、」


狩人が笑みを友人に向ける、すると、友人に促されるように狩人が立ち上がる、、、


「じゃあな、、村を、、家族を頼んだぜ?」


「あぁ、、任せろ、、、」


そうして、白い世界は赤黒い世界へと完全にわかった瞬間、狩人は月明かりに照らさせる友人の死体を抱えていた、、、


「任せろ、、お前の家族、、お前の故郷は守るからよ、、、」


狩人がそう言うと、友人の死体は笑みを浮かべていた、、


「馬鹿野郎、、最後まで憎たらしい野郎だぜ、、、」


そうして、狩人は友人の死体を抱え、村に帰ると朝日が村をうす暗く照らしていた、、、

狩人は、友人の遺体を家族に渡し、村のお礼と家族の恨みを受けながら、村を後にした、、、


「はぁ、、、本当に、俺は向いてんのかな、、、なぁ、、、」


そう狩人は言葉をこぼし、次の依頼に向かっていた、、、

お読みいただきありがとうございます。

誤字脱字、意見などありましたら、コメントなどしていただけると幸い。

高評価、ブックマークなどもよろしくお願いします。

この物語は、一話完結型にしていきたいと思いますので、長くなってしまいますがぜひともお読みください。

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