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77-なにこれ、スルー

「次は、僕の番だね」


 勇者がいきなりしゃしゃり出てきた。


「どうぞ」


 俺は素直に譲る。


「ぐふぇふぇふぇふぇ!お前が相手かー!」


 なんかすごくバカそうなヤツのいる部屋にきちゃったし。

 勇者もバカだから、ちょうどいい対決になりそうだね。

 図体がものすごい大きな魔物。


「俺は四天魔最後の大ボス、キングオークのジョルジュだー!」

「僕はシェルヴィ。君を倒す者さ」


 さってと、俺は次の部屋にでもいこっかな。

 勇者の戦闘とか興味ないしねー。

 剣と剣のぶつかり合う音が木霊する中、俺はふつーに横切る。


「ロロ君!先に行くんだ!!」

「え?うん」


 わかってんじゃんか!

 めずらしく空気の読める発言をした勇者に感動しつつ、俺は次の部屋へ向かう。

 死んだら俺が火葬してやるからな・・・。

 適当に思いつつ、ミラ、セリーヌ、ミフリスに気づかれないようにこっそりと次の部屋へ入った。


「やぁ、よく来たね勇者ロロ」

「久しぶりだな!魔王ハゲル!!」


 かっこよくキメた。


「いや、ベネルだから」


 冷静につっこまれたし。

 覚えてたけどあえてボケてみた俺ってかっこいいよね。


「ロロ。少しは強くなったかい?」

「まぁ・・・ぼちぼちね」

「僕の用意した道を通ってきてくれたみたいだね」

「は?」

「妖精の森の巨人、闘技場のゲート、盗賊の一件、渓谷のレベッカ」

「なんで知ってんの?」

「全部僕が部下に命令して実行したことだからだよ」

「リュカとかに?」

「そうだよ」

「なんで?」

「ロロに強くなってもらうために」

「どゆこと?」

「僕を倒してもらうためだよ」

「ドMなの?キモいんですけど」

「・・・・・・君は勇者だね?」

「さぁ?」

「以前、勇者のシステムについて話したことがあったね。覚えてるかな?」

「・・・・・・う、うん」


 すいません、ほとんど寝てました。


「この世界の魔物は勇者の出来損ないさ。動物から培養したもの、植物から培養したもの、人体実験の結果生み出されたもの・・・様々さ」

「それで?」

「バカバカしいけどね、勇者は魔王と魔物を倒して初めて勇者、英雄なんだよ」

「だから?」

「君は勇者にならなければならない。だから、僕を倒さなければならないんだ」

「ちょっと理屈がよくわかんないんだけど」

「ようは、戦おうっていう話だよ」


 ようはそういうことね。

 俺は体勢を低くし、身体能力を上げる魔法を自分に掛けた。

 魔王の言ってる意味はよくわかんないけど、とにかく戦うしかないっぽい。

うざったい勇者シェルヴィの戦闘は割愛しますw


だってロロの興味がなかったんですからしょうがありませんよね。


ついに魔王との戦いですが、戦いながら歴史の話を盛り込めたらいいなと思います。

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