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67-なにこれ、さわれるの?

 実際問題セリーヌって強いわけ?

 まともに戦ってるところってそんなに見たことないしなぁ。

 とにかく動きが速くて、身のこなしが猫並みで秘術っぽいの使えるってことは覚えてるんだけどね。


「僕は四天魔のヒューゴ、お見知りおきを」

「あら、ご丁寧にどうも。私はセリーヌ」

「本当に綺麗な人ですね。きっと戦い方も美しいのでしょう」

「もう本当のことだからって・・・もっと言っていいわよっ」


 なにこれ、会話がきもい。

 セリーヌが弓を構えた。

 ヒューゴは小型の投剣を複数構えた。

 お互い遠距離タイプらしい。


「はやくやれー」

「ロロ様、野次を飛ばしてはいけませんよ」


 あ、ミフリスに怒られた。

 なんかすみません・・・。


「いきますよ」

「いくよん」


 お互いがお互いの攻撃を避け、勝負は始まった。

 なんか、すげーくしゃみでそう。

 どうやらヒューゴの方が攻撃速度が速いみたい。

 どんどん投げられる投剣を風が流れるようにセリーヌは避ける。

 避けつつも弓を構えて矢を射る。

 ヒューゴの投剣はどうやら魔法で実体化されたものらしく、地面やら壁やらに当たっては消滅している。


「長期戦になったら矢がなくなって私不利じゃーん」


 セリーヌ自らが避けつつ言う。

 余裕なのかよ。


「のんきに解説してないで倒せっ」

「野次はいけません」


 ごめんなさい。


「さすが美しいだけあって、戦いも可憐だ」

「違うわよ!超可憐よっ!」


 いよいよ調子に乗りはじめやがった。

 セリーヌが投剣を打ち落とそうと矢を放つ。

 投剣と矢は見事に交差し、そのままセリーヌわき腹に一直線。

 確かに矢と投剣は交差し、打ち落とせたハズだった。

 そもそも投げられた剣にむかって正確に矢を射ること自体至難の技なんだけどね。

 でも当たらずにすれ違った。

 セリーヌは冷静に弓を振り打ち落とそうとする。


「あれ?」


 しかし投剣はそのまま一直線に、なんにも触れずにセリーヌのわき腹に刺さった。

 直前にセリーヌが身体を捻ったことで、深い傷にはならなかったようだけど・・・。

 痛そうー。


「君の虚像を触れるようにする魔法リアルナイトメアと、僕の実体を触れさせなくする魔法ドリームオアイリュージョンか、どっちが強いかな?」

「イタタタ・・・あら、おもしろい魔法を使うんじゃない」


 今まで実体だったものが急に幻になって、敵の身体に触れる瞬間に実体に戻してるってことだよね。

 最初から幻じゃないから油断できない魔法だね・・・。

 あ、くしゃみ出そうなの止まったわ。


「私のリアルナイトメアの方が高性能ってことをスーパー可憐に教えてあげるわっ!」

今思ったんですけど、勇者シェルヴィとセリーヌってタイプ似てる気がしますw

っていうかこの物語りに登場する大半のキャラは人の話を聞かない傾向にあるようですね・・・。

え、作者はちゃんと人の話を聞くタイプですよ!

・・・・・・会話が頭に入ってるかは内緒ですがw

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