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24−なにこれ、アフロ

「さぁ!三回戦第一試合!三毛猫のロロ対、サウスポーのガバルディ!!」


 色黒でアフロ。

 ってか左利きってのが二つ名ってどうなの?

 いや、俺はもっと言えない立場だけどさぁ。


「レディーファイトッ!」


 左手に片手剣。

 アフロがゆさゆさ。

 見てるだけでうっとおしいな。


「ユーはストロング?」


 ごめん。何を言ってるのか全然わかんないや。


「オウ、ユーはキャットじゃなーい」


 どうやって倒そうかな。


「ミーのリズムについてこれるかな?」


 相手が動いた。

 不思議なステップ。

 近づいたと思ったら遠くにいて、遠くにいると思ってたらいつの間にか近づいてる。


「ノッてきたよー!」


 知らないよー。

 あぁ、なんで変な感じがしたかわかったわ。

 歩幅を常に変えてるから気持ち悪かったんだ。

 とりあえず、座ってる体勢から戦闘する低い姿勢に変える。

 捕らえにくそうだから魔法を使っちゃうのもありかな。


「へいへいへいへい!」


 ほいほいほいほい。

 足に補助魔法をかけて一気に近寄る。

 思ったとおり、防衛反応で剣を振ってきた。

 なかなかの剣速の袈裟切りだったけど、あたらきゃしょうがない。

 左に避け、着地の一歩で飛びつく。

 猫って本当に便利だと思う。

 だって、人間よりもワンテンポ早く次の動作をできるんだもん。


「シット!」


 嫉妬?猫に?

 顔面をひっかこうとするが、剣で遮られてしまった。


「なんていう凶暴なキャットだ」


 キャットって俺のこと?

 俺ロロだけど。

 変なあだ名とか付けるなし。


「イェイ!」


 変な掛け声と共に剣を大きく薙ぎ払う。


 ぶぅぅん!!


 見えない刃、かまいたちが俺を襲った。

 あ、正確に言えば、俺には見えてるんだけどね。

 だって空気の動きなんて簡単に感じられるもん。

 ってわけで、たやすく避ける。


「ワット?!」


 なんで避けられたのか疑問って顔してる。

 続けてかまいたちを二連撃。

 なんなくかわす。


「シット!」


 また嫉妬?かまいたちが見える俺に嫉妬してんの?

 別に言葉で言わなくても。

 初めて見たもん。嫉妬してる相手に対して嫉妬!って言う人。

 かまいたちを繰り出す動作は隙が大きい。

 ここを狙うしかない。


「今度こそキル!」


 切られないよ。

 かまいたちに向かって走り出し、体をひねって避ける。

 そのままの勢いで顔面をひっかく。


「ノォォォォ!!!!」


 そのまま相手の頭に着地。

 うぉ、アフロって沈むんだ。

 すげー、神秘の世界だし。

 アフロで思わず爪を研ごうと爪を伸ばした。


 ぶちぶち!


「ああああぁぁぁぁ!!!!」


 あ、抜けた。

 うん、抜けたわ。

 華麗に地面に着地し、爪に引っ掛かった髪の毛を丁寧に落とした。


「勝者、三毛猫のロロ!!!!」


 おもしろい相手だったなぁ。

 結局左利きの意味ってなんだったんだろうね。

この世界も右利きが多いみたいです。

だから左利きの人は戦闘でも有利だったりするんです、人間相手なら。

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