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妄想短編集

法螺吹きな俺の教室転移

作者: トロピカルサンド






俺はその日いつもどうり

サイコパスの嘘をつきながら

友人の櫂川 幽人と登校していた


「いやぁ やっぱりさぁ


 一回くらいは人肉食べてみたいよねぇ」


俺は笑いながらそう言う

すると 櫂川はいつもどうりの返しをする


「バカじゃねぇの?」


そう一言 言い

笑っている


そんな事を いつもしながら

登校している俺は

山谷 海入という一般的な

中二病を患った法螺吹きだ

まぁ 法螺吹きの話を信じるもんなんて

そうそういないがな!


信じるのなんて櫂川ぐらいだ

そんな櫂川も情報の分別はするがな!


でもな? こんな事言ってないと

最近の世界は退屈すぎるだろ?

いつもどうり登校して

いつもどうり下校して

いつもどうりゲームをするなんて・・・

暇すぎる!

なら 嘘をつくしかないよなって事だ!







======一限終わり========




「いやぁ・・・・


 やっと終わったなぁ?」


「おいおい まだ 一時間目だぞ?」


「いや 昨日さぁ


 徹夜してさぁ・・・・しんどいんだよねぇ」


「バカじゃねぇの?」


そんな話をしてると

教室は突然光り出す


「なぁ・・・これってなんだと思う?」


「さぁ? でも 聞いた事ぐらいあんじゃない?


 教室転移って?」


「はぇぇ そうだったのかぁ・・・・」


「まぁ そう言う事だろ?」


「ふ〜ん よくわかるなぁ・・・・」


「いや まぁ そう言うの好きだったらなぁ?」




そうして 互いに話してると

だんだんと意識がなくなっていき

いつの間にか

教室や外とは違う

風の吹き方をする場所にやってきていた




「なぁ どこだと思う?


 ここ」


「いやぁ・・・


 まぁ・・・異世界? それぐらいしかないよねぇ」


「そうかぁ・・・」



それからは

こんなのを読んでる諸君なら

わかるだろう

いつもの設定と出来事が起こるんだ


まぁ この出来事ってのがちょっと違うんだけどね

俺がこんな風にしてる時点で

わかると思うんだけど


説明していこうと思う




=====ある日=====


「なぁ 櫂川


 あれから結構経ったけど


 どうするつもりなの?」


「いやぁ・・・とりあえず


 ダンジョン潜って レベル上げるしかなくない?」


「そうかぁ・・・・」



そう言いながら

ダンジョンに向かい

俺たちは順調にレベルを上げていく

スライム ゴブリン

ホブゴブリン

オーク ハイオークなど 大量の魔物を狩っていると

目の前からあいつらがやってきたんだ


あいつらは俺たちに親しそうに


「よぉ」なんて声をかけてきた


その一団はクラスの中でも嫌われてるメンツで

一団の長とも言うべき人間が田我っていうやつなんだが


こいつがやばい

学生のくせして

酒は飲むし 人は殴るし タバコは吸うし

授業は放棄する


あまり常識を知らない人間だ

昔のヤンキーとかにはいただろうが

さすがに現代はいないだろうとかいうやつなんだが

・・・・残念ながら存在するようだ


そのようなやつだからあのような事が出来たのだろう


これを読んでいる諸君はわかるはずだ

そう テンプレってやつだ・・・


想像どうり櫂川はやつらのせいで

いや どちらかといえば

クラスの全員・・・俺にせいとも言えるが・・・


だが 直接の原因はやつらだ



やつらが話しかけてきた時

やつらはぜぇーはぁーと肩を震わせていた


あの時はなんの考えもなしにどうしたのだろうと思っていたが

今はそうは思わない


やつらは俺たちに自分たちを追いかけていた

魔物を俺たちになすりつけてきた


MMOでは一番嫌われるやり方だろう・・・


そして そこで櫂川はその魔物と一緒に

崩落に巻き込まれた

崩落までの俺たちの苦悩は長くなるから割愛しておこう


幸いと言えばいいのか櫂川は即死ではなかった・・・

あいつが苦しんでいる時に

俺はすぐに助けに呼びに行けなかった・・・


突然の出来事に腰が抜けたんだ・・・

櫂川はそんな俺を笑いながらこう一言言った


「どうした?・・・・サイコパスじゃなかったのか?


 それならこれぐらいなら笑っててくれないと困るぞ・・・・」


「違うだろ・・・・


 サイコパスはそうじゃないんだ・・・」


「ほら・・・言い訳がすぐに苦しくなる・・・・


 だから すぐに嘘だと分かんだよ・・・


 てか・・・早く 助けを呼びに行ってくれ」


そう 笑いながら言う櫂川は全く苦しそうではなかった・・・

おそらく感覚がなかったのだろう・・・

もうすぐ死ぬ・・・そう わかった瞬間・・・

俺は 一生懸命立ち上がり助けを呼びに行った・・・・・


俺が立ち上がるまでの間

やつらは俺たちは笑いながら

出口へと向かって もうすでに

いなくなっていた


俺が王城に着いた時

必死に説明して助けに生かそうとした

だが やつらはクラスの奴らは・・・

俺を信じなかった・・・

確かに俺も悪いだろう・・・

だが・・・・俺がいつも嘘を言ってるなんて・・・・

決めつけるのは良くない・・・


そう決めつけられたのも田我のせいだった

やつは俺より先にあいつは嘘つきだから

信じちゃいけない的なことを吹き込んでいたんだろう・・・


その日に俺は助けに行くことはできなかった・・・

やつの能力のせいで協力を要請するのに時間がかかったんだ


そして 櫂川のところに行くことができた・・・


もう そこには櫂川はいなかった・・・・






そのあと何やかんやがあって

俺たちは世界を救うことができた






====1年後=====




「なぁ 俺すごいだろう?


 俺が魔王を倒したんだぜ?」


「へぇ そうなんですか!


 すごいですねぇ!」



そう あれから 俺はいつもの日常・・・・

いや 能力を手に入れたことで少し違う気もするが

生活をしていた


いつもどうり法螺を吹く


こんなに幸せなことがあっていいだろうか・・・


少し話をしておくと

誰も櫂川のことはわからないらしい

なぜだろうか?


とりあえず勘定をしなければな!


「じゃあ これであがるね!」


「はい ありがとうございます


 またのご来店をお待ちして居ります」



そうして 店の前で待っている

車椅子のやつの言った


「やっぱり人肉食べてみたいな!」


「バカじゃねぇの?」


あいつはやはりいるはずなんだ


だっていつもどうりの笑いを浮かべながら

そういうのだもの・・・











ここまで読んで頂きありがとうございます

よければブクマ 評価などよろしくお願いします

コロナのせいでテストが消えたので

今日投稿することにしました



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