好きになっちゃった……
最近なんも書けない……
ーー時は十分遡る。
「や、やぁレシファ……」
「この感じはアカネ君ね」
朱音と入れ替わったアカネは、レシファと再開した。
「ついさっきぶりね。どう、調子はいかが?」
「うん。ボクは全然大丈夫だよ……レシファは?」
「私も平気ですわ。津田君が治療してくれましたもの」
と言ってレシファは、それをアピールする様に治療してくれましたものされた腹をさすった。
「そ、それでボクを呼んだって……」
アカネはビクビクしながら、レシファに呼ばれた理由を聞いた。
「あぁ、それはーー」
「ごめんなさい!!」
レシファが何か言おうとしたが、アカネはそれを聞かずにレシファに頭を下げた。
「本当にごめんなさい! ボクは消えて居なくなる! だから……だから、もう一人のボクには何もしないででほしい!!」
アカネは自分が消滅する代わりに、朱音には危害を加えないことを願った。
「勝手だってことは分かってる。でもどうか聞いて欲しい! 彼はあんな事望んでいなかった。でも、ボクはあんな残酷な事を! そしてレシファまで……だからお願い……お願いします、彼は何も悪くない。ボクが全部悪い!」
アカネは必死で全て自分が悪いと主張した。
アカネは朱音を守るために生まれた。だからアカネはそう言って今まで役に立たなかった分、本当の津田朱音を守ろうとした。
「アカネ君、しっかり人の話は聞きましょう」
そんなアカネにレシファは、困った笑みを浮かべそう言った。
「へ?……」
「はぁ、先程も津田君に言いましたが私は見ての通り無傷です。アカネ君によってできた傷は津田君に治してもらいました」
レシファはため息をついてそう言った。
「私はそれで十分なのです。人に攫われて、森に連れていかれた。私は貴方達が居なければどうなっていたのか……ですから私は貴方達に感謝しかないのです。そんな貴方達を罰するなんて以ての外です」
レシファはアカネの頬に手を添え、
「今貴方がやるべき事は、貴方のミスをカバーしてくれたもう一人の貴方……津田君に感謝することでは無いのですか?」
そう言われたアカネは、
「じゃあ、もう一人の……本当のボクは消えないで済むの?」
「ええ、それに本当も何も、貴方達は二人で一人! ですよ」
緊張と恐怖で震えていた体に力が抜け、そのままレシファに抱きつく形になった。
「なっ、ちょ、ちょっと……///」
あたふたするレシファだが、
「ぐすっ、よかったぁ……よかったよぉ〜……」
泣いているアカネの姿に、
「ふふっ」
と微笑んで頭を撫でた。
「よしよし」
レシファは、子供みたいな姿のアカネに少しでも可愛いと思った。
ーーーん? 子供……
「え?」
そう思ったレシファには、一瞬アカネが本当に幼い子供に見えた。
「まぁ、中身は本当に子供ですからね」
▽
少し時間が経った。
「じゃあ、ボクはそろそろ戻るね……って言っても直ぐに消えるけど」
アカネはレシファに別れを告げた。
「本当に消えてしまうのですか?」
レシファは暗い顔をして言った。
「うん、ボクはもう一人のボクを守るために生まれた。……でも、結果はだめだめだったから」
アカネも暗い顔をして言った。
するとレシファは、
「ふふっ、なら心配いりませんわね」
「ん?」
アカネには、レシファの言っている意味がわからなかった。
だから、
「最後になるからレシファに言いたいことがあるんだ」
アカネは真面目な顔をして言った。
「どうしたの?」
「レシファ、ボクは君が好きだ」
アカネは真っ直ぐレシファを見ていた。
「えっ………えぇぇぇええ!!」
レシファは突然の告白に驚きを隠せない。
「ボクは君の優しさに惚れちゃったみたいなんだ」
「うぅ……///」
レシファの顔はもう真っ赤だ。
「大好きだよ、レシファ」
そう言ってアカネは意識を落としていった。
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