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スライム転生物語  作者: マ・ロニ
第四章
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プロローグ 管理者はとく語る

 ああ、列を乱すなよ。まったく、だから人間って奴は。

 あん、ここはどこだって? 知る必要は無いだろう。

 

 黙って列に並んで進めよ。

 

 うん? 俺か、俺は管理者の一人だよ。

 まあ、近々、異動になるわけだから、最後のお勤めだな。

 

 列の整理が最後のお勤めかよ。全く、情けねえ。

 

 ああん? 知らねえよ。関係ないよ。同じ人間だろう。

 

 長かろうが、短かろうが、死ねば同じ。この星の糧だ。

 

 全く誰だ、こんなめんどくさい星を創った奴は……

 

 他と同じにしてやろうとしたことは、みんな裏目。

 

 結局、連帯責任ってことになって、全員クビだ。

 

 お前達人間がもう少し上手く立ち回れば良かったのになあ。

 

 まあ、仕方がねえか。ずる賢くても、弱いからなあ。

 

 おい、だから、列を乱すなって。

 

 ないない。所詮は人間、それ以上でもそれ以下でもない。

 

 死ねば同じ。星の糧になって、そのうち、又、生まれ変わる。

 

 ないない、無理無理、いいから並べ、ほら、早く……

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