装填 〔復讐の原因>
まず初めに、この小説は時間の都合上や真剣に書きたいため三日に一度か一週間に一度の投稿をします。
時間が取れれば早めに投稿しようと努力はしますが長い目で見ていただけると嬉しく思います。
5月11日DSRからDSSに変更しました。
銃火器については間違っているところや、あやふやな部分があるかもしれませんがご了承ください。
では!
9年前ある日本航空機がハイジャックにあった。
乗員乗客合わせて250人前後が乗っていた。
そのハイジャックをやった組織の名前がDSSと言い、快楽殺人者の集団の部下がこのハイジャックを仕掛けた。
だがこの航空機にISDOという組織の一人が乗っていた。
ISDOはに発砲し(五人いたのだが)二人は死亡、反撃を受け乗客、26人が巻き込まれて死んだ。パニックになった人たちも殺されていった。その中に俺の両親がおり、その26人の中の二人だった。
ISDOは残り二人を殺し一人を気絶させていた。
その中で死んだのが40人弱。
ISDOの人がいろいろと言っている中、DSSの奴が気絶からかろうじて意識が戻り何かを操作し航空機の両翼のエンジンが爆発した。
機体はすさまじい揺れを起こした。
そんな時だ俺は揺れる機内の中誰かに抱えられ航空機の外へ飛び降りた。
ISDOの人は俺を抱えパラシュートで俺と一緒に海に落ち、航空機は太平洋の海に沈んだ。
この事件の後世界でISDOの存在が公開された。
それに続いて常備銃刀携帯法という法律が出され犯罪の増加を防ぐためそれに伴う法律や警備組織などが活発になった。
事件から3年後に防弾チョッキの軽量化が成功しその1年後には服にその防弾の性能が付くようになり防弾服と呼ばれた。
その3年後・・・事件から7年後にはまだ違和感はあるが銃や刀などが定着しつつあった。
その一年後には中学校の3学年から銃の使い方などの授業も導入された。
これは日本単体でやっていることではなく世界中でこういう取り組みがなされていた。
そして9年後。俺はISDOに入隊し俺は復讐のためDSRを追っている。
▼ ▼
パーンッ パーンッ
っと二発の発砲音が薄暗い廃墟の中で響く。
『82番!今の発砲音は?』
耳元のイヤホンから彼女・・・射場 夕の声が聞こえる。
「犯罪者がこっちに向けて発砲してきただけだ。今、曲がり角を曲がった。お前の所に行くぞ!」
『今来たわよっ!』
パーンッという音の後にドサッっという音がイヤホンからも自分の耳からも聞こえた。
「大丈夫か!」
「・・・よっと、何言ってるのよ。これでも83番なのよ。やられる筈がないでしょ」
っと言いながら起き上り犯罪者に手錠を掛ける。
「なんでこんな事しないといけないのかしらね・・・。全く、こんなのはケーサツの仕事でしょ」
「ま、ISDOの下の方なんてこんなもんだって。我慢しないと」
「82番、あんたに勝てれば私だってすぐに50番くらいまでならいけるわよ」
ISDOには順位制度というものがある100から1までがあり数が小さいほど強いという証明になる。100から20までは国が誇る特殊部隊などと同じレベルの強さを誇る。21から10まではかなり強い9から1までになると比べるのもばかばかしくなる。
なぜこんな順位制度があるのかというと失敗は許されないからだ。
上に行こうと努力させると言うのもあるのだがDSOなどの組織と出会ってしまうと殺すか殺されるかにしかならなくなる。
死なないためにも確実に犯罪者を捕まえるためにも必要だからだ。
「はい。たった今捕まえました。はい・・・はい。これで」
「なんだって?」
「もう引き上げていいって。はぁ、また学校に遅刻じゃない」
「別にいいだろ俺たちは」
ISDOに入っている以上国籍なんかはなくなる。そして交通機関はすべて自由に使えるようになり国境も楽に越えられる。まぁ、学校は関係ないんだけどな。
「さて、平和な日常を楽しみますか」
「なにかっこつけてんのよ」
別にいいだろ少しぐらい・・・。
▼ ▼
「零一、今日もお前遅刻か?」
「雄介か・・・バイトが長引いてな。寝過ごしたんだ」
こいつは南本 雄介。
かなりのオタクで趣味が広すぎて俺には理解しがたい奴だ。
結構鍛えておりがっしりとしている。夏とかは暑苦しくて仕方ないんだがな。
こいつの銃は自動拳銃のグロック17だ。
「そういやぁ、お前バイト何してんの?」
「何回目だよそれ。教えないって―の」
「バイトやるなら知り合いがいたほうが気楽だろ。バイトの連絡先ぐらい教えろって」
「ば!馬鹿やめろ!スマホとんな。ってかなんで俺のパスワード知ってんだ!」
そんなじゃれ合いをチャイムが鳴るまで続き授業が始まる。
ふぅ、やっと終わった・・・。
今の時間は午後三時半、今日はおとなしく家に帰るか・・・。
「零一、ゲーセンいかね?」
普通なら雄介に礼を言ってついていくんだが・・・。
「悪い、今日は無理だ。また誘ってくれ」
「オーケー。んじゃまたな」
「おう」
そう言って雄介は教室から出て行った。
俺は学校を出て商店街の方に向かう。
・・・・やっぱりいつ見ても物騒だよな・・・。
商店街についてまず俺が見てしまうのはすれ違う人たちが拳銃を持っていることだ。
ISDOに所属しているせいで警戒心が先立ってしまいこうゆう場所は慣れない。
俺は商店街を突っ切り駅に行き、電車に揺られること10分くらい。
電車から降りて近くのスーパーにより適当に夕飯を買って家に向けて歩き出す。
パーンッ
拳銃の発砲音が聞こえた。
拳銃の音から大体の距離と方向がわかるのでそっちに向けて走り出す。
狭い路地を走りこのへんだというところに拳銃を構えているやつと二人組がいた。そして一人は倒れている。
少しやつれている顔に殴られた痕、多分いじめを受けて我慢が出来なかったのか知らないが撃ったのだろう。
撃たれた奴は頭から血を流していることからもう手遅れだ。
やつれているやつはぶつぶつと何かを呟いている。
ああゆう状態になると話しかけた瞬間に発砲してくる危険があるので俺は間合いを一気に詰め拳銃を持っている右腕をつかんで体を捻るようにして地面に叩きつけ気絶させた。
二人目は失禁して気絶している。
俺は警察に連絡して立ち去ろうとゆう時にコツッと足音が聞こえたが殺気はないので気づかないふりをして立ち去った。
なお、少し激しい動きをしたので買ったものが少しぐちゃぐちゃになっていた。
▼ ▼
俺は朝起きると制服に着替え朝飯を食べ普通に学校に行く。
いつもの朝なのだが今日は何かが違ったというよりも視線を感じるのだ。
これでもISDOに入っているため視線でどこにいるのかぐらいは解るのだが、それがまったくわからない。
学校に着くと視線は消えたが時折感じるぐらいにはなった。
また呑気に授業を受け昼休みになった。
雄介が俺の前に来て購買のパンを食っている。
「そういやぁ昨日お前遅刻したろ?」
「そうだが?大事な話でもあったか?」
「いやいや、昨日な転校生が来たらしんだがそれがテンプレみたいに結構かわいい子なんだってよ」
ほう、昨日転校生が・・・ね。
俺は眉をひそめて。
「だから?」
雄介は「まただよ」といった顔でからかうように言ってきた。
「はぁ、お前なら言うと思ったよ。たまにお前が男色の気があるのかと思う時があるぞ」
興味が薄いだけだよ。俺は他のことで忙しんだから。
少し俺は雄介を睨む。
「やめろってお前が睨むと怖いって。はぁ、お前彼女の一人ぐらい作ったらどうだ?」
「彼女作れないお前に言われたくない。お前に彼女ができて俺にいなかったら誰かコネで紹介してくれ・・・・・・・・・・・無理だと思うがな。仙人でも目指してろ」
「それはひでぇよ・・・・」
そう言って時間になり雄介は席に戻り数分後に午後の授業が始まった。
午後の授業が終わりHRが終わると残るやつもいたりすぐさま帰ろうとするやつがいたりと様々だ。
「今日は行くだろ?ゲーセン」
「あぁ、じゃぁ、行くか」
そう言って教室を出ようとすると呼び止められた。
「稲崎零一君ですよね?」
結構な美人さんがいた髪は長く。スタイルは胸が少しないが・・・まぁ、モデルみたいなスタイルだ。身長は俺より少し低めで学校指定の制服。太ももの部分に拳銃がホルスターに入っていた。
「・・・そうだけど・・・会ったことあったっけ?」
「今日が初めてですけど。気になったものですから」
「零一、行って来いよ」
こいつ・・・いい話ができたって顔をしてやがる。口が明らかにニヤニヤしてるし・・・。
「わかったよ。お詫びになんか奢るわ・・・口止めも込めて・・・」
「じゃぁなーあ、それと広めるからお詫びはいらねーからなー!」
「バカヤロー戻ってこいや!」
ってもういなくなったしあいつあんなに足速かったっけ?
「で?何の用?」
「話したいことがあったから・・・この後時間ある?」
俺と彼女は学校近くの店に入り俺はコーヒー彼女は紅茶を頼んで一息つくと自己紹介をしてきた。
「初めまして、私は赤瀬皐月と申します」
「ご丁寧にどうも。で?本題は?」
はっきり言って早く帰りたい。
「早速ですか・・・。じゃぁ、昨日、路地裏で拳銃を持った人を気絶させてましたよね?」
昨日のか・・・。なんで知ってんだ?・・・・あ、昨日のコツッって音は彼女の靴の音だったのか・・・。多分そうだろ。
「見てたんだ・・・。それで?」
「それだけですけど?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?
「こんなけのために俺を呼び出したの?」
「違いますよ。頭がいいらしいので相談に乗ってもらおうかと・・・まぁ、そっちが本命ですけど」
勉強かなんかか?
まぁ学年上位ではあるんだが。
「これです」
そう言って出してきたのが300枚くらいの紙の束。
「なにこれ?」
「9年前の事件ですけど知ってますか?結構有名な事件なんですけど」
SDSのハイジャックの事件だった。
「知ってるよ」
何せ被害者なんだからな・・・。
「これと・・・これと・・・この事件。多分DSRが関係してるんですよね」
そう言って出してきたのが7年前と、4年前、3年前の事件だ。
これらの事件ってどれも当っている。しかもISDOがもみ消したと思ったんだがな・・・。
SDSの被害を出さないために。
それにしてもどうやって調べたんだ?
「だから?しかも調べるのよした方がいい。ISDOが必死に隠蔽しているみたいだし捕まるかもよ?」
少し赤瀬の目が鋭くなったがすぐに戻った。
「そうですけど。私の父親が探偵でその血なのかわからないですけど気になったことは調べないと気が済まないんですよ」
そのあとはいろいろと話し、それで解散となった。
俺は一度家に帰りISDO本部にある奴に会いに向かった。
やっぱりプロットがあると書きやすいですね。
前の作品は表面上だけの薄っぺらい小説だったのでこの作品ではそんなことが無いように執筆しようと思います。
次の投稿は5月11日から5月15日ぐらいです。