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しるし(詩集)

最後の待ち合わせ

作者: さゆみ


アイスコーヒーの深煎りの香りが胸にさしこむ夜の途中

雨の匂いに浸かり過ぎて逆上のぼせている

あなたが来るまで追憶に溺れ続けるなんて


スキルが低迷

ふりかかった冷雨

拾った破片

数えきれない

数えられない

横から見つめて

あなたのかたちをなぞった


溶けきった氷が雨の匂いを薄めてくれた

前後に歩き出す未来

横揺れを繰り返した過去

向かうコインパーキング


一つのビニール傘じゃ二つの命は凌げなかった

はみ出した私はあなたからとうとう排泄された


あなたの薄くて冷たい唇が

ほんとうに好きだった






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― 新着の感想 ―
[一言] ドラマのワンシーンのようなものを思い浮かべながら読ませて頂きました 雨の中、人々の輪郭がぼんやりとなりながら静寂を演出する感じ……なんか上手く言葉にできませんが、とても美しく思いました‼
2013/07/18 19:58 退会済み
管理
[一言] お昼のランチ時に拝見させて頂きました。その時書いた感想を改めて書き直しに参りました。(汗) お昼の感想→くっ…苦しい…ランチ食べ過ぎたので胃薬のみます♪でした。(切ない……。)←事実上の感…
2013/07/18 17:43 退会済み
管理
[一言] 表現がすごく素敵ですね! 切なさが伝わってくる詩でした。 (感想下手でごめんなさい)
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