【番外編】設定とか(おまけもあるよ!)
ここまで読んでいただき有難うございます。
作者ことEnchanter_kです。
さて、十話ごと目安で番外編を作らせていただくことになりました。(でも本編の状態によって番外編は飛ばしたりする予定です。)
番外編は飛ばしていただいても構いませんが、裏話的なことや、今までの話の視点別バージョン、零と兄の過去日常などもできたら書いてみたいと思っておりますため、見ていただいた方が面白いと思います。
…あ!番外編のネタとかリクエスト募集してます!やるかはわからないけど、でもこんなストーリー、シチュエーション、誰との絡みが見たい、この子の設定もっと見たい、反応集、文章ってどう書いてるの?(小説の書き方)、作者について、番外編いらない本編書けetc…何でも良いです!(それかこの小説じゃなくて、別の場所(Xとか別小説立ち上げてそこで書けとか場所指定とかあると嬉しいです)で何か教えて、作って!のリクエストも一応あるなら教えてもらえると嬉しいです)
では、早速番外編行きます(ネタはないけど)。
零
・イメージフラワー『霞草』
・朔也に貰ったスマホのメッセージアプリの一番上に朔也のメッセージルームが固定されている(朔也に設定された。「ネットとかも進化したからな。貸せ、設定は全部俺がやる。お前はいじるな。絶対だ。わかったか?」とのこと。)。
因みに設定変えると即通知がいくのですぐバレる。(朔也名義で使ってる)。
・家に零専用の部屋がある(無断外出しようとすると止められる。「せめて確認を取れ」)
•たまに朔也の部屋で寝てる。
・甘いものが好き(けど結構苦いのも辛いのも食べれる)
キャラから一言
莉央「ホントうるさい。たまにベッド入ってしばらくしたらちょんちょんしてきて『あそぼーよー』って言ってくるのやめて欲しい」
朔也 「昔っからメッセージの既読も送信もやたらめったら早いくせに、たまにホントに遅くなるのやめてくれ。心臓に悪い、」
莉央
・前(引越し前)は母親と二人で家に住んでいた。だが母親と一緒に家にいることはほとんどなく、母親は男と遊びに行ったりしてばかりいる。
・父親はすでに離婚している。
・もふもふしたもの、可愛いものは嫌いじゃない。
・機械音痴、流行にも疎い。
・苦手な教科は美術
・嫌いな食べ物はゴーヤ
・零と会う前は、基本カップラーメンが命を繋いできていた。(零と会った後もずっとカップラーメン食べていたら零に知られて怒られた。)
・料理はできない。
キャラから一言
零「猫好きなんでしょ?運命だね!大好き!」
朔也 「たまにこっちを見て優しく見守るような目をするのは何なんだ」
朔也
・初期設定では「莉央に兄弟とかいても良いかもな〜」程度で特に決まっていなかった。莉央は一人っ子設定で迷った。
それから、弟設定で迷って純粋系も良いな、でも零と関係性持たせても良いな、それなら兄かな、だったら…という感じで今の感じになった。
・昔(学生時代とか)とだいぶ性格が変わってる人
・芸名『KaSa』だけど、初期設定では『蓮』だった。(でも現実世界の有名人と被るしそれはいろいろといけないと思い変えた。)
・料理できる。家事できる。
キャラから一言
零「この感じでギャル好きだったらおもろい」
莉央「たまに零が一人でふらふら外とかどっか行くけど、それでもしっかりソファで帰りを待ってるの見てると飼い主の帰りを待つ子犬に見えてくる。(ただし一定時間過ぎると耐えられなくなり探しに行く模様)」
おまけ:ミニストーリー『SAKUYA'Sキッチン』
「じゃあ今日作るのはオムライスだ」
「わーい!!私の好きなオムライス!」
今はみんなでキッチンに立っていた。
理由は簡単、料理を教えて欲しいと頼んだからだ。
本当はやる気なんてなかったが、兄は仕事もあるし、零に料理させたくない、そして私も料理したくない。でもだからといってカップ麺やコンビニ弁当食べてたら二人に何か言われそうだったから仕方なくだ。
「てか、なんで零まで…」
「えー!楽しそうじゃん!それに私料理できるよ!」
嘘に決まってる。
きっと『適量?なら店に売ってる量って店が売るのに適量として判断して売ってるわけだからそのまま全部入れればいっか!私ってばてんさーい⭐︎』とか、『塩って万能って言うし、兎に角塩入れれば何でもできるよね♡』とか『よーし!隠し味に梅味ポテチ入れちゃう!』とか言ってそうだ。
怖すぎる。
幽霊兵器め。
恐ろし過ぎる。
「取り敢えず、まずは——」
結果、私は包丁係になった。
…というか、兄のエプロン可愛いな…ねこちゃんの、なんか幼稚園の先生が着てるみたいな…
まあそんなことより、まず玉ねぎを切る。
「…おい、待て、ストップ」
兄が止める。
まだ切ってもいないのに
「何?」
「何だその手は」
「え?だって抑えないと切れないじゃん」
「だからってそんなガッツリ掴むな、力も入れすぎだ」
怒られてしまった。
「包丁はこう持つ。お前は右利きだろ。だから抑える左手は猫の手だ。」
兄が私の後ろに回って、背後から私の手に手を添える。
まるで子供に教えるような、よくある少女漫画?知らないけど、少女漫画とか見ないし、てか
「距離近くない?え?兄?」
「?」
ホント分かってない顔してる。マジか、天然?鈍感?ここに来て?
「…え、嫌か」
「い、いや、別にいいけど…」
そんな傷ついた顔と声しなくても…
そこで一つの仮説が思いつく。
「もしかして昔、零ともこんなことしてたの?何と言うか…距離とか、…例えば、同じコップ飲んでも気にしないとか、すぐ零が抱きついてきたとか…」
零なら距離感バクっててもわかるし、もしかしてそれが兄の距離感を狂わせたとか、有り得なくもなさそう。
「…あぁ、…そうかも…」
「…」
納得、した気がした。
「おー、なに?よくわからないけど私褒められた?有難う!それにしてもうまいねー、さっすが二人!天才じゃ〜ん!!にゃんにゃーん!!」
「そうそう、にゃんにゃん」
兄がにゃんにゃん言ってる…
てか今の適当すぎない?
もう色んな意味で集中できない気がした。
ーーー
ーー
ー
そして最後、肉を切る工程。
だが肝心な時に兄は玄関のチャイムが鳴って行ってしまった。
肉を切ろうとしてもぐにゃぐにゃして全く切れない。
顔が歪む。
「もー、こうやるんだよー」
ふわ
今度は背後に零。
手をそっ、と重ねる。
体温はない。
「いい?コツはね、筋は避けて、包丁は引くように切るんだよ」
すっ、すっ、
綺麗に切れていく。
さっきまでの切れない感じが嘘のようだ。
「……」
珍しく静かな時間。
「……よしっ!できたね!あとは君のおにーちゃんを待つだけ〜!」
「……」
…意外だった。それと、
…かっこよかった、と思ってしまった。
ーーー
ーー
ー
「「「いただきます/いただきます!!」」」
出来上がったオムライスを食べる。
「「美味しい!/美味しい…」」
「あぁ、美味しいな。」
ほかほかご飯にふわっとした卵。
ケチャップの酸味と少し大きめの鶏肉。
米一粒一粒に染み込んだ旨味。
こんなご飯、
「ホント美味しいって顔してるねー、莉央ちゃん?」
「…」
「そう言うお前もイイ顔してるぞ。あとさっき料理の写真撮ってただろ」
「さっくんだって撮ってたじゃーん。それに、キミこそイイ顔してるゼ?」
たわいもない話をしながら食べるオムライス。
今までだったら、本来なかったはずのこの時間。それは思った以上に、満たされた時間だった。
私はまた一口、口に運ぶ。