最強の吸血鬼
リアルでもこれくらい強くなりたいなw
街にも戻ったらドワチスに報告をした。4日で武器を作ってくれるらしい。それと王様に今日は呼ばれている。もちろん勇者の件だ。
「勇者よよくぞここまできた」
「ありがたきお言葉!」
「うむ会えて嬉しいぞい」
「それで用はなになんでしょうか」
「魔王が進軍を始めた。勇者よ貴様にはあの砦まで向かってほしい。それと姫が貴様のたびに同行したいそうなのだ。ぜひ守ってやってほしい」
「勇者ユウキ様よろしくお願いします」
「ああよろしく」
俺は砦に向かう。
平原の先に砦があった。
「兵士長勇者です」
「おお勇者ユウキが来たか」
「遅くなりました申し訳ない」
「いい。早く魔物をやっつけるぞ魔法は使えるか?」
「隕石で焼き払ってしまうかはあ!」
隕石が進軍して来た魔王軍を捻り潰し穴があく。
「これが勇者の力凄すぎる!!」
「いえいえ当然のことをしたまでだよ」
「魔王軍がこの程度でやられると思うなよ!」
吸血鬼みたいな女の子が姫に飛びかかる。
「きゃああああ!」
「姫!守れなかった!!!!くそ!!!」
「姫を返して欲しければ一人であの丘の向こうまで来るんだよ!じゃないと姫を殺してこの国を滅ぼす!!!!」
「卑怯だぞ!」
「またな!!」
そう言って吸血鬼は消えてしまった。姫も攫われてしまったみたいだ。俺のミスでとんでもないことになったらしい。
「俺姫を助けにいきます!!!!」
丘の向こうに姫と吸血鬼はいた。
「のこのことバカがやってきた!私はレベル4000の四天王だ」
「なんだって!俺のレベルは300なのに」
勝ち目がないけど勝たなきゃ姫が殺される。
「うおおおおおお!!!」
「遅い!!!」
「ぐはああ!」
「ふん!」
「ぐふうううう」
血をたくさん吐いた。これが血の味か。
どうやら吸血鬼は水蒸気に鳴ることで拳を無効化するらしい。
「ならば」
俺は極限まで横隔膜を下げ、肺胞ひとつひとつにはち切れんばかりの呼気を入れる。悪く言えば鳩胸、よく言えばドラゴンがブレスを吐く際の準備といったところだろうか。
「ふううううううううううううううう!!!!」
息を吹いた。吸血鬼は霧なので吹き飛ばされる。
「姫こちらへ!転移魔法城!」
姫と一緒に城に転移する。
「姫はここでお待ちください俺はあの吸血鬼に決着をつけてきます」
「どうかお気をつけて」
「はい絶対俺は死にませんから安心して」
先ほどの丘に転移する。
「さあ始めようか」
「逃げたかと思ったぞ」
「姫はもらった。あとはお前だけだ」
「ふんいい気になりやがって見せてやろう吸血鬼の必殺技を!」
吸血鬼は自分の手首を傷つけて血を舐めると強くなったようだ。
「これが最強の吸血鬼だ!捻り潰せるのだ!」
「なんて強さなんだ!!」
歯が立たないかもしれない。
俺はその刹那吸血鬼を抱きしめた。
「お前のような可愛い人が魔王軍なんてやっている場合じゃない。どうか俺と冒険してくれないかな?楽しいよ」
「なにを突然!でもいいのか?私は吸血鬼だぞ」
「俺は浄化の魔法が使えるんだほれ」
「すごい!人間に戻れた!すごい!!!」
「これから俺の冒険について来てくれ」
魔王軍の吸血鬼は味方になったらしい。王様に報告する時どうやって話をしようか迷うなぁ。
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