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魂Xの理  作者: to-er
22/67

ep21 オークキング

エクスは200体近いオークをどうやって倒すのか?!




遠回りをしながらオークの背後に行けるか散策する。


オークの集落にそびえる崖はどうやらテーブル状のようだ。

登れるところが無いのだ。

だから敵が崖の上(後ろ)から来る事はないとオークは分かっているのだ。


ちょっと(しゃく)(さわ)る。

どうせニヤけながら「登れるわけね~よなぁ」とか思ってるのだろう。

俄然登りたくなる。


魔法で自分を飛ばすとか考えたのだが、魔法を使った時点で存在がバレてしまう。

クライミングは危険過ぎる。

ならば最強の魔法でいくしかない。

最強だが魔力は最小の魔法だ。魔獣にバレる事はない。

そう。我らが愛し、望んだ究極魔法。キング・オブ・キングス。

収納魔法(インベントリ)だ。


0次元に繋がっているから魂の記憶を持っていないと使用できない。

肉体記憶を持っている者つまり生きてる者は入れる事ができない。

この星の意志の複製物、草木は肉体記憶を持たない為収納可能。


と色々制限は有るが、制限内で有れば範囲で収納出来るのだ。

つまり崖の一部を長方形に収納。その少し上隣を収納。

これを繰り返し階段を作るのだ。

0次元とのリンクはされてるので魔力はいらないし

作成した管理画面を開くのに『1』以下の魔力を使うだけである。

オークに気づかれることは無い。



崖の上に乗ったエクスは

キングがいるであろう位置の真上から3歩下がった場所に立つ。

崖下に向かってインベントリから大量の枝や葉っぱを落としそれを目隠しに使用し、

崖を登った時に収納した長方形の岩を中心にロックバレットの弾を釘の形にした

ロックバレットレインを広範囲発動する。



オーク達は大量に降る枝や葉を不思議そうに見上げる。

それらがオークの視界を(さえぎ)った瞬間、

何十トンもの岩の(かたまり)が隙間なく落下し、

百体以上のオークを瞬時に潰し、

その周りにいた数十体のオークは

ロックバレットの雨に体中を(つらぬ)かれた。


その振動は凄まじく地震のように大地は揺れ、白煙を巻き上げた。


白煙が視界を遮る中でサーチ上では強い反応が3つ残っていた。

奥まった場所に居たであろうキングとジェネラルクラスだろう。

はぐれオーク達は四方へ散って行く。


「グオォォォ!」


キングの雄叫びが森に響き渡る。


白煙が舞う中で、エクスは足場を作りつつ下に降りていく。


突然の出来事から放心状態のキングとジェネラルは目前に現れた岩をよじ登る。

白煙が引いていき、目の前に現れたエクスに事態を把握したようだ。



「王にお目通りでき、大変嬉しく思います。

つきましてはその命、狩り取らせて頂きたく存じます。」

ニコリとエクスは笑った。


直後、ジェネラル2体が斬りかかってくる。

後方に飛びそれをかわしつつ、それぞれの顔にエアバレットを放つ。


大きくのけ反る2体。


「せっかちさんは嫌われますよ。」


飛び込んだエクスは右のジェネラルの首を落とす。

それに反応し、攻撃動作に入った左のジェネラルの

大剣を持つ右手をウィンドカッターで落としつつ、

アイスブレードで袈裟斬(けさぎ)りをする。


一瞬の静けさの後、

エクスの両側でその巨体の倒れる音が響いた。



「さぁ王様!後は貴方だけです。」

アイスブレードの剣先をオークキングに向ける。



両手に大剣を持つオークキングはその赤い目で睨みつけてくる。


「その大剣は誰が作ったの?獣人の人が持っている大剣より大きいですよね。

もしかして魔人が関わっ・・・!」

オークキングはエクスとの距離を一瞬で詰めて来た。


「ガアアァァ!」


雄叫びと同時に斬り込んで来る。


「グッ!!」


アイスブレードをクロスさせて受け止めるが軽い体は30メートルほど吹っ飛んだ。


「・・・まぁ言葉は通じないのは分かってましたが・・・。」


更にオークキングは追い打ちをかけてくる。

その有り余るパワーと巨体に似合わぬスピードで乱打を仕掛けてきた。


いなしながらチャンスを伺うエクス。

しかし何度目かでまた吹っ飛ばされる。


「インベントリ!」


オークキングの頭上に岩を落とす。


オークキングは即座にそれを叩き斬り、

力の差と勝利を確信したのか雄叫びを上げる。


「グオォォォ!」


「あぁ、、オークは何でニヤついた笑顔をするんだろう。本当嫌い。」


膨れっツラをしながら魔力循環をし、魔力細胞を活性化させる。



エアブレードをナナメに放ちストーンバレットを連射する。

オークキングはエアブレードの低くなった右側を飛び越え

左手の大剣でストーンバレットをガードする。


オークキングが飛び越えた逆側にエクスは走り込み

ガードした左腕を切り落とす。



エクスの動きが突然早くなり、的確な攻撃になった事に驚きを隠せないオークキング。

それもそのはずで、全ての細胞を活性化する事は身体能力を向上させ、

思考も加速させるからだ。


オークキングの一瞬のためらいの中、

(ふところ)に飛び込みアイスブレードを胃の部分に突き刺す。

それはオークとして魔力を摂取出来なくなる事で死が確定した瞬間であった。


「グアァァァァ」


怒り狂うオークキングは残った右手で大剣をブン回す。

大振りでヤケクソな最後の足掻きに、

冷めた顔をしたエクスはウィンドカッターを放ち

その首を()ねた。





大剣を振り回していたオークキングのその巨体は

転げるように倒れたのだった。





読んで頂きありがとうございます。

また来てもらえると嬉しいです。

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