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【最終章】悪徳令嬢よ永遠に  作者: 生丸八光
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8話 漲る闘志

執事は、メリッサが引き止めるのも聞かず、足を引きずり腕から血を流しながらも眼光は鋭く、もう片方の手に魔力を(たくわ)え、闘志を(みなぎ)らせて魔王に一歩一歩迫って行く・・


魔王の黒い闘気は、大きく黒さを増して広がっていて、辺りは闇で満たされ執事を呑み込もうとしていた・・


執事の放つ攻撃は、魔王に軽く掻き消され反撃が嵐の様に襲い掛かる。執事は無謀にも、それを紙一重で交わし続け、少しずつ間合いを詰めて行くが、メリッサはヒヤヒヤ・・手に汗握り、何も出来ない自分に苛立っていた。


メリッサ「もう!どうすればいいのよ!」


魔王は、ギリギリで攻撃を交わし続ける執事に苛立つかと思えば、逆に楽しんでいるように攻撃を繰り出し、執事の動きを止める一撃が当たった時には思わず舌打ちしてしまった。


メリッサ「ゴードン!」


倒れ込む執事にメリッサが叫んだ!


魔王「これで終わりだな・・・」


足をやられて床に這いつくばる執事・・・そこに魔王の攻撃が飛んで来る!女王は思わず顔を(そむ)けて目を閉じ、メリッサは拳をギュッと握り込んだ!


空気を切り裂き、執事に一直線で向かって来る攻撃を横回転で(しの)ぐ!


魔王「フッ・・無駄な足掻(あが)きを・・」


執事の渋とさに息を付いた魔王・・満身創痍の執事の目には、今もなお闘志が(みなぎ)っている・・・メリッサは、そんな執事をただ見ている事しか出来なかったが、魔王の黒い闘気は執事を包み込み、姿が見えなくなってしまった・・・

闘気は、執事を捕まえガッチリ押さえ込み身動き出来なくしていた・・・絶体絶命の執事・・魔王は、(とど)めの一撃をお見舞いしてやろうと巨大で真っ黒な塊を作り出す!


魔王「粉々に吹き飛ばしてやる!」


魔王が執事に向かって投げ付けた時!暗闇の中に一筋の光が走る。光は黒い塊を一撃で破壊すると同時に闇を一気に明るく照らし出した・・・執事は(まぶ)しさに目を細め辺りを見渡し、光の中にメリッサが立っているのを見た・・・全身から(まぶ)しい光を放っているメリッサの背中を・・・


メリッサは、黒い闘気で執事の姿が見えなくなった時、執事を助けたい一心で暗闇の中に飛び込んでいた。暗闇の中で必死に執事を捜すメリッサの体は光を放ち、その光は空間を越えて魔王の攻撃を破壊したのだ・・・


メリッサは魔王を睨み付けていた。


女王「メリッサ・・・」


女王はメリッサの勇ましい姿に涙ぐみ、執事は微笑みを浮かべる。


執事「勇者が現れましたぞ!お嬢様!」


渾身の力で立ち上がる執事!


メリッサ「待たせたわね、ゴードン!」


メリッサの瞳に恐怖心は微塵もなく勇気と自信に満ち溢れている。


魔王「二人とも消してやる!」


魔王のドス黒い猛攻撃が襲い掛かる!が、メリッサの側まで来るとスーっと消えてしまった!再び攻撃を繰り出す魔王だったがメリッサの体から放つ光に触れると消えてしまう・・・


魔王「何故だ!」


焦る魔王に執事が


執事「魔力は勇者には通じませんよ。鍛えた肉体と技で戦わなければ勇者は倒せません。」


魔王「・・・」


執事の言葉に沈黙する魔王・・・


メリッサ「さぁ~て、覚悟なさい!今度はこっちが攻撃する番よ!」









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