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【最終章】悪徳令嬢よ永遠に  作者: 生丸八光
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7話 勇者の力

魔王は、溢れ出る魔力で凄まじい攻撃を出し続け、執事は防戦一方で(くる)しんでいた・・それを目にしてメリッサは、自分も戦わなければ・・と感じる・・


メリッサ「お母様!勇者の力は、どうすれば使えるの?」


尋ねるメリッサに女王は


女王「正義と勇気よ!強い正義感が勇者の力を呼び起こす!勇気を出して立ち向かうのよ!メリッサ!」


メリッサ『正義感!』


そう思ったメリッサは、咄嗟(とっさ)に執事の前に体を投げ出し盾となって魔王の攻撃を受け止める。が、魔王の攻撃はメリッサの体をすり抜け執事に襲い掛かり、執事は吹っ飛ばされた!


執事「ウウゥ・ウッ・・」


執事は、かなりのダメージを受けたが何とか立ち上がる・・・魔王は目の前に立ちはだかるメリッサを睨み付け


魔王「執事の次は、お前だ!覚悟しておけ!」


メリッサ『・・・どうすれば・・私に勇者の力なんて本当に使えるの・・』


不安を感じて母親の顔を見るメリッサ・・・


女王「自分の力を信じるのよメリッサ!あなたは勇者の輝きを(まと)って産まれて来たの!眩しい光りに包まれて!正義のため!勇気を持って戦うのよ!」


母親の言葉で覚悟を決めたのかメリッサは魔王を睨み返す!


魔王「生意気な奴だな・・」


執事「お嬢様・・お下がりください・・」


執事が足を引きずりメリッサの前に出た。


メリッサ「ゴードン!大丈夫なの、無理しないで・・・」


執事「大丈夫ですよ、お嬢様・・もう、あの男は何も出来ません・・私を殺した処で、この空間からは出られない・・何も出来ませんから御安心を・・・」


メリッサ「何言ってるのよ!あなたを死なせたりしないわ!後ろに下がってて!これは、主人としての命令です!」


執事「・・・・」


執事はメリッサに言われた通り、メリッサの後ろに下がった・・


執事の前で両手を広げ、魔王を睨み付けるメリッサ・・・魔王は、魔力を詰め込んだ強力で黒い塊を作り出していた・・・


メリッサ「負けないわ!止めて見せる!」


恐怖を感じながらも勇気を奮い起こすメリッサ、戦う決意に目を輝かせていた。


魔王「くたばれ~っ!」


魔王が作り出した黒い塊を投げ付けると真っ直ぐにメリッサに向かって行く。メリッサは目を閉じ、全身で黒い塊を受け止めた!


ゆっくり息を吸い込み目を開くメリッサ・・後ろにいる執事に目を向けた・・・執事は片腕を失い、ボトボト血を流していた。


メリッサ「ゴードン!」


慌てて駆け寄るメリッサに執事は微笑みを浮かべ


執事「私は大丈夫です、お嬢様・・ここからが本当の戦いですぞ・・」


メリッサ「大丈夫じゃないわよ!完全に私達の負けよ!・・どうすればいいの・・・私には勇者の力なんてないのよ!」


執事「ありますぞ・・お嬢様には偉大なる勇者の力が・・」


メリッサ「じゃあ、私をそっちの空間に運んで!」


執事「それは出来ません・・・」


メリッサ「・・・なら、こっちに戻って来て!命令よ!」


執事「・・申し訳ありません・・お嬢様」


そう言って執事は、メリッサの体をすり抜け、魔王に向かって歩き出して行った・・・









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