表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【最終章】悪徳令嬢よ永遠に  作者: 生丸八光
6/10

6話 沸き上がる力

魔王は、立ち上がり両手を広げ、魔力を込めた塊を作り出していた。対する執事が、指を『パチッ』っと鳴らすと空間が(ゆが)んだ様に波打つ・・・


魔王「邪魔する奴は、消えろ!」


魔力を込めた塊は、どんどん大きくなり執事に投げ付けた!


執事が、その塊を素早く避けると塊は壁の中へと消えて行く・・更に魔力を込めた玉を連打する魔王だったが、執事に避けられ魔王の攻撃は全て壁の中へ消えて行った・・・


魔王「どういう事だ?なぜ壁をすり抜ける・・・」


執事「空間を少しズラしました。城を壊されたくないもので・・」


魔王「空間をズラしただとぉ!」


執事「見えてる世界は変わりませんが、我々2人だけ違う空間に居るのです。」


魔王は苛立ったのか、床を磨いている国王を蹴り上げたが、魔王の足は国王の体をすり抜ける。


魔王「クソッ・・小賢(こざか)しい事を・・」


呟きながら執事を睨み付けた時、執事は一瞬で魔王の(ふところ)に入り込み、強力なパンチやキックを何発も浴びせ掛ける。


魔王「ングッ・・ンガッ・・」


たまらず膝を付く魔王・・・


執事「封印を解き、魔王の力を手に入れた事を(とが)めるつもりはありませんが、貴方を魔王だと認める事は出来ませんよ」


下から執事を睨み付ける魔王・・


執事「魔王の座は、選ばれし者がその座に付くのです。貴方は魔王の力を手にしただけ、力を手に入れただけです。」


そう言って、膝を付く魔王を蹴り上げた!


魔王「ングッアッ!・・・」


強烈な蹴りに魔王の体が宙に舞い、床に叩き付けられる!


執事「魔王の力を返すのです!今なら貴方を(ゆる)しますよ・・・」


床に這いつくばった魔王は、執事との力の差に・・この男には勝てないのか・・魔王の力なんて、こんなモノなのか・・・と感じていた・・・その様子を目にしたメリッサ


メリッサ「・・お母様、ゴードンって本当に強いのね!魔王を倒すなんて・・」


女王「・・それなら良いのですが・・・」


(しばら)く床に(うずくま)っていた魔王だったが、急に笑い出した・・・


魔王「クックックッ・・素晴らしい・・なんて力だ・・・この力を手放すものか!お前も知っているだろ!この沸き上がって来る感覚!込み上がる力を!」


魔王は、力強く立ち上がった!


魔王「オレを倒せるなら倒してみろ!」


執事を睨み付け、不適な笑みを見せる・・・


メリッサ「・・なんだか・・さっきより元気になったみたい・・・」


不安になるメリッサ・・・


女王「・・・ゴードンがどれだけ強くても魔王には勝てないの・・・」


メリッサ「えっ?・・どうして・・」


女王「魔王の力は、全ての魔物の命と繋がってるのよ・・魔物を全て倒さない限り力を失わない・・魔物が魔王を倒す事は不可能なの・・・不死身よ・・・」


メリッサ「じゃあ、ゴードンが負けるって事?・・・」


女王は静かに頷き・・・


女王「それはゴードンが一番分かってる事よ・・・」


メリッサ「そんな・・」


魔王の体は、沸き上がる力が溢れだし、魔力が黒い闘気となって体を包み込み、風が巻き上がっていた・・・














評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ