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【最終章】悪徳令嬢よ永遠に  作者: 生丸八光
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5話 戦いの刻

メリッサが不安になっているのを察した執事・・・


執事「お嬢様が魔界で人の姿を(たも)っていられるのは、強い勇者の力があるからです。自分の力を信じるのです・・・」


そう言うと執事は、女王に向かって


執事「それで奥様、魔王の動きは?」


と尋ねた。


女王「・・・魔王は、魔界の殆どを手中に納めました。もう残っているのは、このメルルだけです・・・」


執事「では、ガバルダン王国は?」


女王「既に、魔王の支配下にあります・・」


・・・メリッサの脳裏に、あの不愉快な国王がよぎる・・・最後に笑顔で国に帰って行ったあの顔が・・・嫌な男だったけど悲しみが・・と思ったが、あの国王なら上手く魔王に媚びて、今頃は城の掃除でもしてるわ!きっと・・と思ったのであった・・・


執事「・・それで魔王は今何処(どこ)に?」


女王「ガバルダン王国にいますが、時期この城に攻めて来るでしょう・・・」


それを聞いて、執事の目が鋭く光る!


執事「お嬢様!今からガバルダン王国へ攻め込みますぞ!」


勇ましく声を上げた!


メリッサ「えぇ~っ!嫌よ!ガバルダン王国なんて!あの国王を助けに行く見たいじゃないの!絶対にダメ!」


執事「お嬢様~っ・・勇者の末裔が何を言うのです!勇者は、助ける為に戦うのです!正義の為に戦うのですよ!」


メリッサ「でも・・」


気が乗らないメリッサ・・そこに女王が


女王「私も一緒に行きます!今が戦いの(とき)ですよ、メリッサ!」


立ち上がった!


女王と執事はメリッサの手を取り、ガバルダン王国へ飛び立って行く・・・



ガバルダン王国では全身に真っ黒な鎧を(まと)った魔王が玉座に座っていて、その前に大勢の魔物がひれ伏している。魔王の足元には、国王が四つん這いになって床を磨き、玉座から真っ直ぐ伸びるレッドカーペットに執事達3人が姿を現した・・


執事を先頭にレッドカーペットの上を歩いて行く3人・・・気付いた魔王が足元にいる国王の背中を踏みつけ


魔王「あの3人は何だ!」


国王が執事の姿を見て、嬉しくて立ち上がり掛けたが


国王「あっ・はい・・え~先頭に居りますのは、以前、魔王をしていたゴードンと言うお方で今は後ろにいるメリッサ嬢の執事をして居ります。その後ろに居るのは、メルル王国のレイラ女王で御座います・・」


魔王「フン・・手間が省けたな・・・」


と呟き、踏みつけている足をどけてやると、国王は喜び混じりに顔を床に付け、床を磨きながら


国王『魔王様が・・魔王様が助けに来てくれたぞ~!』


涙ぐんでいた・・・



執事は、後ろの2人に待つ様に手で示すと魔王の前まで近付き


執事「貴方は、魔王の力で何をしたいのですか?」


と尋ねた・・・


魔王「魔界と人間の支配だ!」


執事は溜め息混じりに魔王を見て


執事「・・・そう言う事でしたら、阻止せねばなりませんな・・・」


魔王「やれるものなら、やって見ろ!」


そう言うと同時に、魔王は片手で魔力を込めた黒い玉を作り出し執事に放った!


執事が飛んできた玉を払い除けると、その玉は壁を突き破り彼方に消えた後、大爆発の音を響かせる・・・


執事「その力は、全てを破壊しますぞ!」


魔王「それなら、それでいい・・」



執事は小さく溜め息を付いた・・・








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