表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
毎実夢  作者: 人間詩人
1/1

日常詩

毎実夢 まいじつむ


毎日を夢だけしか

見ないで生きること

いわゆる現実からの

抵抗であろうか


確かに現実の世界は

無理難題ばかりだな

だから逃げ込む

夢の中へ


そして夢だけ食らう

暮らしになってしまう

それでも心が良いと

言えば仕方あるまい

ずっと夢の中に居るよ


現実の世界は断崖絶壁のようなものであり

見上げるだけで

登れやしない

一歩も動こうとしない

脚を見下げるだけだ


目的や目標を無くした

人間には

無しかなくなり

有と言うものが

消えている


しかし有を得ようとしても

目には見えない力が作用してしまい

身動きさえ取れない


このままじゃダメだと

は感じてはいるが

それを許さぬ圧迫されている環境からは

抜け出せずにいる


いったい私の心は

どこへ消えたのだろうか

まずは私の心探しから

始めてみようか

見つかるかどうかは

不明である


そもそも生きている

ことすら不明であり

自らの感覚はあるが

夢遊している感覚が

非常に強くて

現実を見ようとは

しないし

していない


ただムダに浪費している時間に 申し訳なく

せっかく生かされて

いるのなら

動いて人間となれと

自らに言い聞かせるのだが


これまた言うことの

聞かない自らがいる

まるで接着剤を

付けたぐらいに

動かない自分がいる


そのうちに動くよ

そのうちに動くよと

言い訳をしながら

毎日を もったいなく

過ごしている


動けよ 自分

動けよ 自分と

言い聞かせてみるよ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ