表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
死獣神~肉の書~  作者: 天馬光
6/44

白虎の武闘家(6)

 闇に暗躍し、ターゲットの命を奪い取る裏稼業・殺し屋。

 これは、その中でも最強と謳われた1人の殺し屋と仲間達の新たな物語。

 そうこうしている間に、デスマッチはクライマックスを迎えようとしていた。


「よく頑張ったけど、ここまでだな。これで終わりにしてやるぜ!」


「ふ、ふざけんなー!」

 突進しながらそう吠える勇に向かって、白虎は笑みを浮かべ、


「白虎流護皇死神拳奥義。白虎猛撃拳(びゃっこもうげきけん)!」

 と、言って、カポエイラのような足払いと連続蹴りをしたあと、拳で何度も殴り、怯んだ勇の顔面に掌打をして、彼の頭を木っ端微塵に弾け飛ばした。

 白虎は勇の死を確認すると、戦意喪失した安藤に近付き、手刀で彼の首をはねた。


「これにて終了っと。そうっすよね? 先輩達」

 白虎は2人に確認をとろうとしたが、2人共キスに夢中で全く下のことに気付いていなかった。

 お取り込み中と思った白虎は、この仲睦まじい光景を写真に収めたかったが、カメラや携帯電話を持参しておらず、仕方なく手でカメラを作って、自身の脳裏に記録した。



 それから1時間後。家に帰ってきた大牙は、昔からの知り合いで同居人の大学生・京口透美(きょうぐちとうみ)の帰りを待ち、彼女のために遅めの夕食を作り、一緒に食べた。

 いつもの自分を装う彼だったが、内心すごく喜んでいた。憧れの死獣神に入れた記念すべき日になったのだから。


 かくして、入会テストをクリアした大牙は、新たな仲間・白虎として青龍達の正式な仲間となった。

 武闘家たる彼にとって、今回の件は始まりでしかなく、彼は今後、どこまでも追求していくだろう。殺しの拳法を…………

 お調子者で底抜けに明るい後輩・白虎が加入しました。

 彼の拳のみの戦法は場所を選ばず戦えるため、重宝されるでしょうし、パワーも申し分ない。

 間違いなく即戦力クラスの逸材となるでしょう。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ