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死獣神~肉の書~  作者: 天馬光
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鳳凰は僕らと共に(3)

 闇に暗躍し、ターゲットの命を奪い取る裏稼業・殺し屋。

 これは、その中でも最強と謳われた1人の殺し屋と仲間達の新たな物語。

 と、そこに、やることを済ませたペガサスが、瞬間移動で現れた。


「その子が内通者だね? 思った通り、君に盗聴器を仕掛けてて正解だったよ」

 ペガサスの登場に驚いた青龍は、彼に盗聴器を仕掛けられていたことに苦笑した。


「そういう訳だから、プリンセス。君の言い分は聞かせてもらったよ。だけど、君は死すべき存在じゃない。君は父に利用されただけで、何一つ罪を犯してはいないからね」


「……そう、でしょうか?」

 罪悪感を抱きながら澪がそう聞くと、ペガサスは頷き、彼女にどうせ協力するのなら、間接的ではなく直接青龍らの手伝いをしないか打診した。


 父殺しの罪を一生背負うかもしれない内容に、澪はしばらく悩んだが、これまでの2人の言葉を聞いたことで、サポートを引き受けた。

 彼女の意志を受け取ったペガサスは、それが出来るように彼女の目を治療し、能力を使っても視力を失わないくらいの耐性をつける作業を始めた。

 それにあたりペガサスは、見守ろうとする青龍に先に行くよう促した。


「え? でも……」


「早くしないと獲物をレディーに取られるし、魔法が解ける午前0時までに済まさなきゃいけないだろう?」


 ペガサスのキザな物言いに、青龍はクスッと笑い、


「ずいぶんロマンチックなこと言うね。わかった。じゃ、そっちは頼んだよ」

 と言って、青部屋を出て、朱雀と神太郎の元へ向かった。


 それを見送ってからペガサスは大急ぎで作業に取りかかろうとしたが、その手を澪が一時止めた。


「あの……治して下さるのは非常に有り難いのですが、完全には治さないで下さい。片棒を担いだ者として、それぐらいの罰は受けさせて下さい」

 澪の頼みを聞いたペガサスは了解し、彼女の目の状態を確認してから、回復魔法・キュアを唱えた。

 ペガサスは彼女の頼みを聞いて、盲目から弱視状態まで回復させました。

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