世界が泣く日、私が笑う。
「BLが世界を救うと思うの!」リョウは立ち上がり、宣言する。それは高らかに、自信に満ち溢れて。「馬鹿じゃないのか?」そう、冷めた口調で返すのは、色々ワケありなシュン。「だから、今からシュンとソウは結ばれるべきだと思うの」目の座ったリョウの発言にシュンはもちろん、無言を貫いていたソウの顔も、真っ青に変わる。「ウフフ…リョウちゃんたちは本当に面白いなぁ」その光景に笑みを浮かべ、のほほんと笑う少女、アキがリョウの奇行を止めようとすることはない。
少年少女たちは世界を救うために立て上がったものたちである。誰かがそれを聞き、彼らを見ようものなら馬鹿馬鹿しくて笑ってしまうかもしれない。
しかし、彼らにはその目的に至らんとするチカラを持ち、真実を知っていた。
世界は一度、混乱した。しかし、すぐに出来事は収拾し、元の世界とほぼ同じに戻るよう思われた。
しかし、彼らは知っていた。この先に起こること。戻っていない現実の悲しみを。
あるサイトによってばら撒かれたウイルスは、人々の関係を、政治を、体を蝕んでいく。
リョウたちは救世主になれるのか。一歩間違えれば、逆の立場に立つことになる。それでも、彼らは唯一の希望に手を伸ばした。彼らだけが知っている希望に向かって。
少年少女たちは世界を救うために立て上がったものたちである。誰かがそれを聞き、彼らを見ようものなら馬鹿馬鹿しくて笑ってしまうかもしれない。
しかし、彼らにはその目的に至らんとするチカラを持ち、真実を知っていた。
世界は一度、混乱した。しかし、すぐに出来事は収拾し、元の世界とほぼ同じに戻るよう思われた。
しかし、彼らは知っていた。この先に起こること。戻っていない現実の悲しみを。
あるサイトによってばら撒かれたウイルスは、人々の関係を、政治を、体を蝕んでいく。
リョウたちは救世主になれるのか。一歩間違えれば、逆の立場に立つことになる。それでも、彼らは唯一の希望に手を伸ばした。彼らだけが知っている希望に向かって。
1 ある夕暮れに、誰かが笑う。
2017/06/18 23:34
(改)
2. 手と手
2017/06/26 00:47
(改)
3. ハローハロー
2017/06/26 17:16
(改)
4. 悲劇の始まり
2017/06/27 00:00
(改)
5. 君のことを知りたいな
2017/06/28 00:00
(改)
6 ハプニングは起こすもの。
2017/06/29 00:00
7 熱烈なラブレター
2017/06/30 00:00
8 どうして、君は君なんだ
2017/07/01 00:00