表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
66/71

つぐみの悩み

「・・・・・今日は、大丈夫・・・・・・・かなぁ?」


「うーん、たぶん、大丈夫だろ」


「・・・・・・・『不安だよね~』」


一人のちみっこ幼女を懐にいれた青年と美少女といっても過言ではない女子がお互いにゴミ袋をもって外の気配をさぐっていた。

 懐の中でちみっこ幼女はきょろきょろと辺りを見回す。


(ん・・・・動物の気配・・・・・カラス!?)


「上か!」


瞬時に上に意識を向ける青年はさっ、と隣にいる彼女と下がる。

 まずいと思った時にはすでに遅かった。

急降下してきたカラスは幼女の胸に飛び込んできて、カァカァ!

と鳴きながらすり寄ってきた。

 それを合図にスズメや野良猫・・・・鳥獣たちが次々とちみっこ幼女の下へ集まってくる。


「こら、お前ら!」


「・・・・・『フシャー!』」


青年と女性が振り払おうとするけど、それでもすりよるのをやめない。


「今日も・・・・・捕まった・・・・」


ちみっこ幼女ことつぐみの悩みはそれは極端なくらいに動物に好かれる―――――ということだ。

 こんな異様な体質のせいでいじめられたりもした。

それでも兄貴分の榊龍星と姉貴分の瀬川芹香が追い払ったりしたり、そばにいてくれるだけで寂しさはそんなにもなかったし。


「わんわんわん!」


「ヤマト!」


ハスキー犬のヤマトもいる。

 幼いころから一緒に過ごしてきてわかったことがある、ヤマトとの対応のさにも問題があるのかもしれないと。

 心を通わせようと頑張ったこともあるけど、ときたま忘れてこうやって突撃してきて怒られるというしまつである。

 まあ、そのたびにヤマトが追い払って説教してくれるのだが・・・・。


「ぴっ!」


ちみっこ幼女がホイッスルを吹くと動物たちは静かになり、その場でおとなしくなる。

 これもいつもの光景である……。


「しっかし、つぐみの動物の好かれ具合も半端じゃねーな」


「・・・・・『うん、ほんと、幼い頃から大変だったもんね~』」


「ふみゅ~、ごめんね」


頭をぽりぽりとかきながらつぶやく二人にしょんぼりするちみっこ幼女。


「ちっちゃくないよ!?」


「わんわん!」


すみません、モノログにツッコミは勘弁を。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ