ちみっこ陰陽師?それともちびっこ退魔師?
母の実家は結構特殊な家系であることを幼いころから聞かされていた。
父も特殊な家系らしいんだけど大体は母の実家と同じらしい、母も父も表向きと裏向きのどちらの仕事もしているらしい。
そんな二人に憧れをもつのは悪いことではないと思う。
二人のおばあさまからその跡をつぐのはあたしになるんだとか。
正直怖いことは苦手なのだが、そうもいってられない性分なのがたまにきず。
怖くても他人がひどいめにあっていたら助けずにはいらなれない。
それが自分を危険にさらすこととわかっていてもだ。
幼いころから着物とか十二単とか着ることを義務付けられていた。
髪も切ったらいけないらしく伸ばしている。
動くとき邪魔になるのにと思ったこともある。
「つぐみ、ちょっといいかしら?」
「はい、おばあさま」
声をかけられて近寄り、座るわたし。
今は当主になるための訓練とかなんかいろいろしなきゃらいけない時期らしい。
正直むいてないと思う人もいると思うので師匠であるまみさんに言ったらデコピンされた。
自信をもてとはいわれるけど、怖いものは怖いし・・・はぁ。
「今日は依頼者がこられるからそれを受けて除霊してきなさい」
「お、おばあさま! そんな無理です!」
慌てて両手をついて思わず叫ぶあたし。
だってまだ怖いというのもあるし。
「無理でもなんでも、しなきゃいけないのよ? 大丈夫よ、あなたの霊力なら」
そういって抱き寄せて髪に鈴をつけてくれる。
これは母がもっていたものでわたしにも譲り受けていくものらしい。
そのあとは自室にもどり、十二単から身柄な恰好をえらんだ。
除霊道具ももち、ため息をついてしまうあたし。
「ぴぎゅ~」
「黒龍、うん、そうだよね。 頑張らないと!」
西洋より和よりの黒いチビ龍が飛んできたのその子を肩に乗せてあたしは元気をだして歩き出す。
外にでると、わたしと同じように白竜を乗せた女の子と玄武を乗せた子と朱雀や白虎や青龍を乗せた女の子たちがいた。
みんなそれぞれ苦笑を浮かべているあたり、それぞれ同じような依頼をうけたのだろう。
でも、みんなそろって場所が違うんだよね。
それだけが寂しいよ。
「じゃあ、いこうか」
チビ白竜を肩に乗せた子が笑顔で言うと。
「ま、まあ大丈夫だよ! 無事に終わるよ!」
そういうのは朱雀を肩に乗せた子である。
「し、失敗したらどうしよう」
涙目でぷるぷるしているのは肩に玄武を乗せている子。
「失敗なんてしないとそう思うしかないよ」
なんとか励まそうとする青龍を乗せた女の子。
「よし、ここで円陣をくんでやるきをだそう!」
白虎を乗せた女の子が笑顔で提案する。
「そうだね、そうすればみんな落ち着くし」
提案にうなずくのは青龍を頭に乗せた子。
そんな会話をした後は円陣を組んで。
「「が、頑張るぞー!」」
と、怯えつつも気合をいれるあたしたちなのでした。
それから依頼がある場所へと散らばっていくことになりました。
え? 依頼? うん、こけそうになったけど黒龍の援護でなんとかなったよ。
無事に家にもどり、報告してから布団に倒れこむわたし。
今、思うとあの黒いのはなんなのかと思っていたりもした。
でも、こうやってつづけていこうと思う。
仲間のみんなもいるわけだし。




