昂輝と凛音ちゃんの朝
ちゅんちゅんという小鳥のさえずりに目を覚まし、ゆっくりと身を起こす黒髪の少年。
「・・・・ん」
名は狩谷 昂輝という。
青色のパジャマから着替えるために服をぬぐ、すると鍛えられた肉体が垣間見える。
昂輝は毎朝5時に起床するようにしている。
これは日ごろの鍛錬といってもいいだろう。
起床すると、髪を整えるなどの身だしなみをし、ジャージに身を包んでから玄関に向かう。
玄関にて靴を履いて、外に出ると足の屈伸と手の調子も整えるため手をぷらぷらと振る。
「さて、いきましょうか・・・」
昂輝はそう独り言をつぶやくと、地面を蹴って走り出した。
昂輝は毎朝10kmのジョギングをしてから、その足で道場に向かい、道着に着替えて剣道の訓練と道場の雑巾がけと竹刀で素振りをしている。
訓練といってもここを使用をしているのは彼だけなのだが。
ちなみにジョギング中にサッカー部の人気者である彰康と出会い、走りながらも会話をするといった行動があったのはいうまでもない。
お互いに体を鍛えているの仲なのでこうして出会うこともまれでもない。
「・・・・・」
もくもくと剣道場にて道着姿で竹刀を汗をかくまで振るう昂輝。
いつもの日常といえる行為をこうして毎日しているあたり、かなり続いているとみえる。
しばらく剣道をしてから用意していたカバンからタオルを取り出してそれで汗を拭いて、ペットボトルを取り出してその水で水分を補給して道着からジャージに着替えてから家に戻り、ここでも腹筋やらスクワットや腕立て伏せやらを100回などをしてからシャワーをして汗を流して制服に着替える。
キッチンへと向かい、そこで朝食を軽めのものを作り、味わう。
ちなみに弁当も朝食と同時に作り、テーブルに置いているのだ。
そうこうしているうちに、時計を見て時間を確認してから寝ている年下の妹を起こしに向かうのだった。
「ほら、凛音起きて」
「んにゅ・・・・おはよう、おにいちゃん」
寝ぼけ眼の妹の凛音を起こして、お世話するの昂輝の習慣である。
「おにいちゃん、かみして」
「自分でできるでしょうに」
「いいから、して!」
「はいはい、わかりましたよ」
凛音の髪は兄ゆずりの黒髪でとても長い昔の平安の人みたいな髪型を昂輝によくしてもらっているのだとか。
ため息をつきつつ櫛で奇麗にすいてやり、くくる昂輝の手さばきなかなり慣れている。
長い風習というかいろいろとなにかの因果があるらしい。
ちなみに妹は小学生で小学4年生であり、兄が人気者というのがすごくうれしくて甘えん坊な一面がある、兄目当ての人には兄を取られまいと奮闘しているとか。
まあ、自分も兄も一緒にすきなれるひとと、大切にしてくれるひとがいつか現れるのを内心心待ちにしているらしい。
「それじゃ、またあとでね」
「うん、またね~!」
ゴミをもって、一緒に家を出て途中で別れてそれぞれの学園の道へと向かうのであった。
といっても初等部と高等部は隣り合わせみたいなもんなのだが。




