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つばめ・つぐみ・なつき

「あたしたちって似てるよね?」


「なんか三つ子みたいだよね」


「あ、それわかるかも」


つぐみ・つばめ・なつきの順にそんな会話をするロリっこたち。

背の順はつぐみが高くその次に低いのがつばめでその次がいおりである。

現在、三人ともポニーテールにしているようだ。


「でも、榊さんなら区別つきそうだよね」


「わかるかも、あと瀬川さんとせりかさんとりゅーさんとか」


つばめとなつきはそんな会話をして楽しそうに笑う。


「うーん、お兄ちゃんと芹ちゃんたちならわかるかも」


「あ、それと京里くんもわかりそうだよね?」


「え、それを言うなら秋斗くんもわかると思うよ?」


と、そんなほのぼのした会話をしていた。

見た目からして全然区別がつかないこの三人に気づくのは親しいものならではだろう。

京里という言葉を聞いて顔を赤らめるつぐみ。


「いつも可愛いよとか好きだとか言ってきてもうどうしたらいいのかわからないことがあるんだよね」


「友達として好きだと思ってない?」


「思っていたら京里くんは苦労するなぁ」


他二名もつぐみのことを言えたことではないと思われるが。

まあ、3人とも自信がないというのが理由なのだろうけど・・・・。


「二人もそんなこと言うの? だって・・・」


「まあ、気持ちわからなくもないけどね」


「うんうん、わたしもわかるし」


沈んでいるつぐみを見て苦笑しながらつばめとなつきは慰める。


「でもさ、好きな相手が補導されないかって不安になったりしない?」


「あ~・・・・それもわかる」


「うん、こんなちんちくりんだからね、あたしたち」


つぐみの問いになんともいえない微妙な顔をする。


「そういえば、美桜さんってずっと変化ないらしいけど・・・・あたしたちもそうなるのかな」


「だ、大丈夫だよ! そのうち伸びるよ! 秋くんもそう言ってたもん!」


「う、うんうん。きっと大丈夫だよ!!」


と、言いながらつぐみを励ますつばめとなつき。

そうだよね、と苦笑しながらもうなずいたつぐみ。


「ところで、つぐみちゃんってさ。 なんで榊さんの懐にはいると垂れるの?」


「え? うーん、たぶんお兄ちゃん成分のせいかも? なんか垂れてぷち化しちゃうんだよね

なんかすごく落ち着くの」


「そっかー、なんかうらやましいなぁ。 わたしにもそんなお兄さんみたいな人がほしいなぁ」


つばめの問いにつぐみはにこにこ笑顔で話すとなつきはどこかうらやましそうに見つめていた。


「なにしているの?」


「あ、トゥラーシュちゃん!」


「トゥラーシュちゃんもドラグーンさんの懐にはいると垂れるのはつぐみちゃんとおなじ原理?」


「うん、そうなるかな? すごく落ち着くの! たぶん、お兄ちゃんがエルフの血をひいているからじゃなくて雰囲気そのものでなるのかも」


トゥラーシュが歩いていくとつばめとなつきは近寄り、尋ねると彼女もつぐみと同じようになることがわかった。

そんなふうになれる二人がすごくうらやましく感じるなつきとつばめ。


「な、なでなでは秋くんもほわ~ってするもん!」


「つばめちゃん!? なに言ってるの!?」


つばめの突然の発言に苦笑しつつ驚いているなつきなのであった。

つばめとつぐみとなつきは瓜二つなのです!!

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