表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/71

にゅー深紅の朝

どうも、みなみなさん。

 わっちは神埼深紅いいます、どうぞよろしゅう。

なんで冒頭から挨拶されるんかと思われますやろうが、気にせんといてください。

まあ、そんなに気にしている人はいいひんと思うけど。

朝起きたらご飯を食べて普通の人なら学校やら仕事やらの時間なんやけど。

 それで、わっちの場合はいうと、わっちはおかんの調べてきた人物を捕らえるなりせんとあかん。

ちなみにとある事情で相棒にした澪次と一緒にやけどな。


「深紅、なにしてるの?」

「おかん、おはようさん」


そこでもんもんと考えこんでいるとおかんが部屋にノックもせずに入ってきた。

銀色のロングヘアーで中分けした前髪でつり目の橙色の瞳を持つ女性がわっちのおかん。

とはいっても、血のつながりなんてものはないんやけどな。

あるとしたらおかんが生んだ双子の二人やね。

え? わっちとの仲はどないやって? そうやね~、義理の兄妹にしては仲は良い方やな。

よく任務にもいっていたりもするし。

 それより……おかん、そこはノックするもんなんやで?とは口がさけても言えないんやけどな。

ちなみにわっちは寝るときと家で過ごすときは着物でいるんやで。

やー、おとんと前は京都ですんどったからやろうな~。

あ、そうそう。 おとんはもうおらんのや。

いろいろ事情があっておらんのんやけどな・・・。

 おとんとおかんに引き取られたと同時に、京都にいるおとんの知り合いにあずけられとったんよ。

まあ、おとんの知り合いにわっちが似ているから戸惑っておったんやろうけど。


「深紅、ちょっと聞いてるの?」

「ふわ? なんやったけ……」


じと目でこちらを見るおかんに笑顔で問いかけたら、すごい笑みが見えたんや。

 あれはおとんがよくやられる処遇やったなぁ。


「エリザさん、そろそろって……どうしたの?」

「あ、澪次! なんでもないで! ほな、いこか!」


数時間してからわっちの相棒として一緒に暮らす夜瀬澪次はん。

 頼もしい相棒の登場にわっちはナイスタイミングやと思いながらおかんに声をかけた。


「あなたって子は、まったく」

「よくわからないけど、どんまいです。 エリザさん」


額に手を当てて嘆くおかんに苦笑いしながら宥める澪次。

 そこまで嘆くことなんやろうか?


「さて、そろそろいこか♪」

「その前に着替えてからね」


笑顔で話しかけると澪次に言われて自身を見た。

 わちゃー、着替えてひんかったで。


「急いで着替えてくるさかい!」

「そんなに慌てなくていいからね」


脱ぎ出すわっちに声をかける澪次やけど。

 なんか離れているように聞こえてくるのはなんでや?


「もう、あわてんぼうなんだから」

「それはエリザさんには言われたくないかと」

「それはおかんにだけはいわれとうないんやけど」


呆れるおかんにわっちと澪次の声が揃うと硬直するおかん。

 暫くしていつもの仕事着のブラウスにスーツといういでたちが完了や。


「ほな、いってきまーす」

「いつもの時間になると思いますので、それでは」


わっちと澪次はいまだに硬直したおかんに声をかけて部屋を出る。

 いつ頃復帰するんやろうかと考えながらて早く朝食のサンドイッチをくわえて出かけた。

これがわっちに朝の光景やったりする。

感想お待ちしておりますのん

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ