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漢字被りも甚だしい為


真一→涼一

佐々木真理→佐々木麻理


に変更させて頂きます。申し訳ありません。

 坂本神楽と別れた後、恭介は玄関の鍵を掛けれずどうしたものかと暫くの間誰も居なくなってしまったアパートの前で立ち尽くしていたが、家主?が行うそぶりすら見せなかった防犯については考えることをやめ、駅前のビジネスホテルへと車で戻っていた。


 フロントで部屋のキーを受け取ると部屋に戻り、近くのコンビニで買っていた遅めの夕食を食べている。

 右手は箸を持っていたが、左手はテーブルに置いたスマホの画面を操作していた。


 スマホの画面には昨夜も開いていた通信用のアプリ。流行のSNSアプリのパクリだということは皆大人なので黙っている。

 そのアプリの中では恭介の他二名がグループチャットに表示されていた。

 『恭介』『涼一』『佐々木麻理』の三つの名前。


 恭介が『大変な仕事になりそうだからいつものセットと集合よろしく』のチャットを送ると涼一、佐々木麻理から『分かった。そのうち』『仕事片付いたら』との返信が届いた。

 はぁ、と溜息を吐きながら右手の箸でコンビニ弁当の鳥のから揚げを摘み、左手でスマホのGPS機能を一時的に起動させ、現在地を拾った後にチャットに貼り付ける。

 やや暫くして既読のマークが付くと『遠い。面倒くさい』『この後用事あったかも』との返信が届き、恭介は思わず眼鏡を外すと眉間の辺りを揉み始める。


 箸は既に弁当の容器の上に置いていた。左手でスマホを持ち上げると右手で『終わったら焼肉奢る。新人さんの紹介も兼ねてだけど』と素早く返信。


『飲み放題も追加な』『店は○○屋ね』


 待ってましたとばかりに素早く既読が付いた後恭介にとって過酷な条件が追加される。○○屋は最近彼の家の近くに出来た某和牛が食べれると最近テレビで紹介されるようになった高級焼肉店の名前だった。時折行くことのある焼肉チェーン店の値段の三倍はしていただろう。


『手加減してくれるよね?』

 そう返信した後、某SNSキャラのパクリだろう白くて四角い頭をしたキャラが目を輝かせて両手を組んだスタンプを送る。開発者は無駄に凝ったらしい。恭介は努力は認めていた。

 だが無常にも返ってきたのは同じ白くて四角い頭をしたキャラがサムズアップをしているスタンプ二つ。どうやら相手は本気で掛かって来るらしい。


 恭介は小声で「今月の給料終わったー」と呟き、まだ残っているコンビニ弁当に蓋をして適当に備え付けの冷蔵庫の中にしまう。そして部屋の明かりをスイッチで切るとそのままベッドに後ろ向きに倒れこむと静かに目を閉じる。


(二人は何時も通りに二日でここに来てくれるだろう。それまでは休憩の時間だな)


 直ぐに意識は闇の中に沈んでいった。

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