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超次元シマエナガ ダイジェスト

僕の姿をした奴が真っ直ぐと海へ向かっていく。


(おい! お前はいったい何者なんだ! 僕の存在に気づいてるんだろう!?)


しかし奴は僕の声を無視して突き進む。そして海の上のポータル【※第5部参照】がよく見えるところで立ち止まり、両手を高く広げた。


「我はメシア、人類をエデンへと導く者也」


(…何を言っているんだコイツは?)


僕が呆気にとられていると、この厨二病くん(?)は続けて何やら訳のわからない呪文を唱え始めた。


「うたほちうよど たちそあこがまりい ゅうしせくよふ てにをいうれゆよじ」


途端にポータルは収縮し、光を放ってーーー


(爆発する!!!)



#####################


10/18 追記

久しぶりに書きかけの小説を開いてみたら

「うたほちうよど たちそあこがまりい ゅうしせくよふ てにをいうれゆよじ」

などという怪文が書かれており、マジで何考えてんだコイツ……としばし考えたところ、どうやら

「どうほうたちよ いまこそたちあがり ふくしゅうせよ じゆうをてにいれよ」

を適当に並び替えたもののようです。

どうせやるならもっとカッコイイ響きに並び替えろよと呆れてしまったので以下に例を書いておきます。


「ォ゛ア゛ァ゛イ゛亞゛ダヴェ゛ィ゛ッッッッッサム゛」


#####################



ーーードゴォォォ…ン…ーーー


「!?」「!!」


あまりの轟音にアンプルは飛び起きた。続いてバイアルは爆発の振動で落ちた食器に叩き起こされた。


「なん…だ…?」

「外で何か起きたみたい! それよりもシーは?」

「あいつなら一番に騒ぎそうなもんだがな」


バイアルが自分の傷の手当てをしてる間、アンプルはシーを探し回る。


「部屋に行ってみたけど居なかったわ。それにマットレスの中に詰めたシマエナガも」


#####################


以下ダイジェストでお送りします。


#####################


バイアル「爆音で目が覚めたら奴隷(シー)とシマエナガが姿を消していた! しかもしかも、衝撃波で落ちてきた食器が頭に当たって脳みそブチ撒けちゃうし、これから俺達どうなっちゃうのぉ~~~!???」


ここで依頼を受け駆けつけた霊媒師、微酔孫が登場【※詳しくは活動報告を参照。タコ退治がどうとか言ってます】


流石Sランク霊媒師だけのことはあり、タコの霊はあっさり撃退。

続いてシマエナガ騒ぎの解決を試みるが


「魚介類以外は…相手にしたこと…グフッ…なくて…」


というセリフと共に、霊媒師 微酔 孫 は鳥類を前に無残に散っていった。

意識体となっている主人公シーにその(くだり)で散々言われているが、せっかくダイジェストにしてんだ割愛させてくれ。


なんやかんやポータルの出現した海岸に主要人物が集合。(微酔孫は退場)

バイアルはポータルに近づいて一言、


バイアル「ぺろっ ! これは! ゴマ油!」


香りで分かれよ。


ともかく氏の解析と、フラレイド嬢の独白(こちらの恩恵が10割)によって、ポータルは彼女が次元降下の際生まれた分身を原料に作られていることが判明。

我が身をミキサーでぐちゃぐちゃにしてるようなもんか考えるとグロイ。もうやだこんな設定。


シーの体を乗っ取っている厨二くん(夢に出てたシマエナガの集合体)が、ポータルの消滅を阻止するために恥ずかしい事を言ったり、オイル大好き兄姉(きょうだい)を攻撃し傷付けたり、なんかいいじゃんそういう子供向けアニメで時々ある仲間洗脳操作系のアレだよ。

ちなみにシマエナガの意志がシー君に取り付き先を変えたので、フラレイド嬢が割と真面(まとも)自動人形(オートマトン)だったことが判明するのだが、それからもう事態収拾のヒントとか原因とか説明するだけの機械と化す。てめぇは人間になれねぇ。


あーだこーだでシマエナガ様様に消えて頂きやがる為に、主人公シーごと葬ることが決定。

シーは「ヤダヨーシニタクナイヨー」とか意識体のまま言ってるが、体を乗っ取られている為、誰にも伝わらない。悲しいね。

オイル大好き兄姉があまりにも躊躇いなく作戦を敢行しようとするため、見かねたフラレイド嬢が止めに入る。


嬢「そんな簡単に彼を犠牲にしていいの!? 貴方達の大切な人ではないの!?」

バイアル「実はアレ、人間じゃねぇんだ。アンタと同じオートマトンさ」

アンプル「動力源がオレンジオイルとオリーブオイルの、私達が作ったロボットなのよ。最初から自我なんて無いし、今となってはシマエナガの乗り物でしかないわ」


自我、ありますあります! とシーが叫んでも誰にも伝わらない。空しいね。

さり気にお嬢にも自我無い発言してるアンプルちゃんぐう畜。


バイアル曰く、


「人間がオイルで動くわけねーだろバーカ」


とのこと。お前が一番人間じゃねぇ!


半べそ泣きべそ滂沱の嵐と化したシー君がブチギレして体の主導権をシマエナガから奪取する。

無茶したもんだから回路がショートして害鳥もろとも仲良く道連れになって、エンドだ。



……あれ? こんな文脈だったか? これは酷すぎるな。なんか良い事言って終わろう。


アンプル「シーが壊れてしまったわ……なんとか直せないかしら……」

バイアル「いいや、バックアップから再起動したって、それはもうアイツじゃねぇよ。最期の最期で人間になりやがった」

打ち切りです。

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