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魔王として転生したのですが、聖属性だったので、配下の魔物たちを浄化してしまったのですが、これからどうすればいいですか?  作者: stardom64
第三章 (●▽×)とケチャップかけすぎオムライスの秘密

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99/99

29 名簿って割とラスボス書いてあること多いよね?



「たいせんよろしくおねがいしますくまっ。」

受付で手続きをする勇者くんとくまたん。


「2名様エントリーですね。こちらに氏名のご記入をお願いします。」

くまごろーときたない字で大きく書くくまたん。


「ししょー、三人分くらい、欄、使ってません?」

「いつも丸い手だから、しょうがないくまっ。」


???


この人は何を言ってるんだろうと思いながら、とりあえず流して置く勇者くん。

おししょー様のくだらない会話には付き合ってられないのだ。


そして勇者くんもそれに続いて記入する。


「え?そんな名前だったくま?てっきり勇者が名前だと思ってたくま。」

「なんて書いてあるくま?えっとあるでんて?」


「アル・アルデバランです。アルデバラン。ほら師匠の国と同じ名前ですよ。」


「そこはたいして驚かんくま。」


ずこー。

ずっこける勇者くん。


「ていうかししょーってほんとにくまごろーって名前なんですね?てっきり二つ名かなにかかと…。」

「くまが苗字でごろーが名前くま。」


「こんどからごろー師匠って呼んでいいですか?」


「それはやめとけくま。セロテープはるゴリラみたいな高レベル冒険者と間違われるくま?」


「え?そんな奴いました?」


「うちの国にいるくま。ライバルくま。全身ムキムキのゴリラくま。」


「???…。それ人間なんですか?」

「いつも人間といるからペット的なヤツかもしれんくま。」


「とんでもなく強そうな冒険者ですね…。」



☆☆☆


「それより、いまはらーめんくま楽しみくまっ。」


「早くお料理食べたいくま―。」


「まだ、くま?」

「まだ?くま?」


待合室に通されたけど…。食欲を隠し切れないくまたん。


その手にはナイフとフォーク。

その目はめちゃきらきらしてる。


この人は何を食べに来たんだろうか。

ちらちら、匂いの漂う方向を眺めては足をもじもじ、そわそわが隠し切れない御様子。


「まだくま?」

「まだかなーくま?」


「ししょー。戦う前の武者震いですね?とりあえず、そのナイフとフォークしまいません?」

「え?これで切って食べるくまよね?器ごと?」


「…。器は食べモノじゃないですよ?というかそれ、食べたら、カウントできないので食べない方がいいです。」


この人は何を食べに来たんだろうか?

いや、考えても、理解できないと考えるのをやめてしまう勇者くんなのだった。


☆☆☆


「対戦者はなるほど、サドンデス形式ですか。」

暇になりもらったゲームブックを読む勇者くん。


ルールは簡単。制限時間内でどれだけ多くのラーメンを平らげることができるのか?


「つまり、ラーメン食べ放題ってことでいいくまよね?」


「まあ、そういうことですね。制限時間内であれば。」


なお、汁は残してもよいものとする。

中の麺がすべてなくなったら完食とみなす。


「ふんふん。だいぶ、わかってきたくま。」

優勝賞品はアストリア王国のラーメンの麺一年分。


「まじかくま。マジックバックに入れて持って帰るくまっ。」

超ごきげんのくまたん。


「ししょー。よかったですね?」


「タダで食べれて、賞金もらえるとかサイコーくま。」

そして最後に名簿がつけられている。


「こんなのみても。知り合いいないから全然わからんくま。」

上から下まで知らない名前が延々と並ぶ。


「ちょっと見せてもらっていいですか?」


「いいくまけど…。」

勇者くんに名簿を渡すくまごろう。


「一人か二人ぐらいなら知り合いもいるかもしれません。」


「えー。」

勇者くんの指が名簿の名前をなぞっていく。


「ん?」

「気になる名前でもあったくま?」


「いや、同姓同名という可能性も…。いやないか。こんな特徴的な名前、他では見たことないし…。」



センシ・ドスコイ

「勇者パーティの戦士の名前です。」






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