28 焼肉定食は四字熟語に入りますか?
「勇者くんと別れたはいいけど…。大変。道が全然わからない。」
観光地でガイドブックたいして読まずに来て、自由行動になるととたんに困るやつだよ。
どこかにマップは売ってないの?
「とりあえずはどこかでご飯屋さんを見つけたいところなのですが…。」
フェーナが女の子らしいことを言う。
ドラゴンだけど。
でも、お店はたくさんありそうだし、ショーウィンドウに美味しそうなものがたくさん飾ってある。
こっちは、ラーメン。
「ちょっと重そうですね。」
こっちは…。
「ステーキ?」
「素敵ですわね。」
「…。」
こっちは…。
オムライスっぽい何か。
おまけに旗までたっている。
私たちの目に入る黄色い卵がケチャップライスに乗った代物。
そうこれはまさしくオムライス。
「姉さま、これなんですの?見たことありませんわよ?」
フェーナはそれにくぎ付け。
フェーナなに頼むんだろうお子様ランチ?
チリンチリンと扉を開けると。
「おかえりなさいませお嬢様方。」
なんか男の人が一列になってこっちに礼をしてくる。
「姉さま、美形男子がこっち見て挨拶してきますの。」
あれ?なんか入る店間違えた。
「これが人間界ですのね。気分がいいですわ。」
「いや、たぶん。違うと思うよ?」
そして出てきたオムライスは…。
「天使様これ。ケチャップかけすぎじゃないですかね?」
愛がてんこ盛りでした。
“入店ありがとうございます”
☆☆☆
「言葉を書くのではなく、ソフトクリームのように渦巻き状にしたら、いいんですの。」
「フェーナ、それただのう〇こ。」




