27 開幕⁉らーめん大食い大会
街中を歩いていると頭上にとある垂れ幕を見つけた。
垂れ幕にはこうあるラーメン大食い大会開幕。
そしてすぐ近くに看板。
日時は今日の12時から。
そしてそれに釘付けになるものが一人。
「くまー。」
おめめきらきら輝いちゃってるよ。
もちろんうちのくまである。
「お昼にちょうどいいくまね。これ。」
「そうくまよね?」
看板に指をさし私たちに同意(強制参加)を求めてくるくまたん。
「んーと。私はパスかな。」
というか、女子はそんなラーメン何杯も食べれません。
あ、くまたんも女子?だった。
「私もパスですね。大食いキャラじゃありませんし。天使様が参加されないなら私も参加しません。」
「姉さまが参加しないなら、当然、私も不参加ですわ。」
というわけで女子組はパス。
ジーッと残った余りものに注がれるくまたん、いやくまごろうの視線。
「勇者はどうくま?」
「…。」
ちょっと間が開いて。
「勇者はどうくま?」
もう一回尋ねるくまたん(強制)。
そしてすっごいジト目である。
「師匠が参加するなら…。」
え?強制ですか?って感じの勇者くん。
「じゃっ、決まりくまね。」
その一瞬のスキを見逃さず、しっかりと恋人よろしくがっちり勇者くんの腕をホールドするくまたん。
と哀れな勇者くん。
「え?私たちはその間どうしてれば?」
「その辺廻っててください。あんまり遠くへ行くことのないようにだけお願いします。探しきれなくなりますので…。」
そう言い残し、華麗にエスコート?いや、引きずられていく勇者くん。
「さっ、いくくまよっ。」




