22 甜言蜜語 ハチミツ大戦争☆
くまたんの後ろにいるでっかい蜂。
羽音をブンブンならし、攻撃的なご様子。
「あっ手についたくま。」
「うんまいくまー。」
それを知ってか知らずか、うちのくま、いや、クマゴロウは呑気に手についたハチミツをなめなめ。
「ハチミツサイコーくま。」
くまたん、絶体絶命の大ピンチ。
「あっ、瓶が足りなくなったくま。」
いっぱいになった瓶を地面におき、ずた袋の中から瓶を取り出すくまたん。
そしてその後ろでどんどん大きくなるブンブン音と影。
「くま?」
その羽音に振り向くくまたん。
いや、いままで気づいてなかったの?
くまたんの目の前にキラービーが現れた‼
▽戦う
逃げる
知らないふり
「なんだ。でっかいはちくまか。」
くまたんの身長の2倍ぐらいのとっても大きなでかい蜂。
「蜜なめなめ再開くま。」
戦う
逃げる
▼知らないふり
くまたんは知らないふりを選んだ‼
というわけで、そのまま、上半身突っ込んでハチミツとり続行である。
ブンブン。
一方、威嚇しているのか蜂さんの羽音は大きくなるばかり。
そして、なんか、そのハチミツとられたことに対するヘイトが、くまたんが上半身を蜜壺に突っ込んだせいで私たちにヘイトが向き始めているのは気のせいだろうか。
「天使様、きますよ!でっかい蜂が。」
気のせいじゃなかった。
徐々に大きくなる羽音。
「たぶん、くまちゃんの仲間判定されちゃったってわけね。」
「残念ながら、気のせいではなかったみたいね。勇者くん、この蜂は安全なんだよね?」
「…。」
「いや、この辺りでは最も危険な蜂と言われている気象の荒い蜂だ。」
「いや、ごめん、真面目に語ってるとこ悪いけど、え?何でこっち勧めた?」
「女王様たち、なんか強そうだったんで…。勇者パーティだけだったらこんなとこ来ませんね。ははっ。」
「ははっ。じゃないわよ。」
まぁ、こっちに敵意向いてる以上倒すしかないわけど…。
それにしてもでかいな‼️
「はああっ。」
リリアのフライパンと交錯する蜂の針。
「くっ手強いですね。」
相手は多分強い。
というか、増援しないと多分、無事では済まないだろう。
「姉さま、火炎放射すればたぶんですが、倒せると思います。」
「さすが、フェーナ。」
「皆さんやけど耐性はお持ちですよね?」
「ん?」
やけど耐性?そんなのあったけ。
ステータス画面を開いてチェックする私。
やっぱ持ってないな。
「いや、もってな…。」
ごおおおおおおぉぉおぉ。
黒焦げになる蜂。
くすぶる炎。
炭化する衣服。
チリチリになる髪の毛。
けふっ。
口からは黒い煙、鼻につく焦げ臭いにおい。
「めっちゃ煙臭い…。」




