14 城内に害虫が出たので客人に対応してもらいます。
「くそっ。」
「切っても、切っても、埒が明かない。なんなんだ?こいつらは…。」
そもそも奴らはどこから現れた?
こんなに多い虫など聞いたこともないぞ。
そもそもこの城内にムシの湧くような場所はないはずだ。
厨房からも遠く離れているし…。
それにこんなところにエサなどないはずだ。
「だよな…。」
部屋でお菓子とか食べてないし、食事もしていないはず…。
ゴミ箱の方へ視線が動く。
???
あんときのワカメがゴミ箱の中に入っている‼
「くそっ。奴らそれを狙って。」
剣を取り出し
「しっ。しっ。あっちへ行け。」
剣をふるっても効果がないところを見ると…。
やはり、魔物なのだろう。
それどころか、増えているようにも見える。
普通の害虫ではない。
女王様は大丈夫だろうか。
くそっ。逢瀬を邪魔されるなどあってたまるものか。
そもそもここで休んでねと言われた部屋で…。
ゆっくりとデートのプランでも練ろうかなと思っていた時にベッドの下から奴は現れたのだ。
さながら、やあとでもこちらに声をかけるように。
しっかし、発生源を絶たねば。どうしようもなさそうだな。
コンコン。
戸を叩く音。
「勇者くんいる?」
「今暇だよね?」
戸を叩いていたのは女王様本人。
「え?」
「今暇だよね?」
「鍛錬したいよね?」
鍛錬?
「それはまあ。」
「そうだよね‼体なまっちゃうもんね。」
「というわけで城主からの特別クエストの発注だよ。」
渡された紙を見ると。
☆城主からの緊急クエスト☆
城内にはびこる謎の害虫を駆除されたし。
駆除に成功したものには報酬を与える。
グループで討伐に成功した場合、報酬は半分となります。
なお城内での事故等につきましては一切責任を負いません。
うん、悪い条件ではない。
しかし女王様たちは相当強いはず。
なぜならあの竜王を我ら勇者一行がたどり着くまでに倒してしまうほどなのだから。
戦ってるところは見たことがないけど。
「実はね。虫苦手なの。」
ズッキューン。
うち砕かれる勇者の♡
「ぜひ受けさせてください。」
☆☆☆
それにたまには勇者くんにだって活躍してもらわないとね。
体なまっちゃうだろうし。




